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商業出版はデビュー作が未来を左右する?!

こんにちは。編集者で出版コンサルタントの我妻(あづま)かほりです。
noteを再開し、改めてプロフィールを掲載したところ、たくさんのスキをいただきました。
とてもうれしいです。ありがとうございます!!

実はSNSでも「またnote書きます」と宣言しました。
わざわざ書く必要はないのだけれども、少し自分にプレッシャーをかけたかったので💦
とはいえ、気負い過ぎず地道に続けていきたいと思ってます。

ある著者の「2作目」が決定した経緯


さて、昨日は、デビュー作に続き2作目もご一緒することになった著者さん、担当編集者さんとのキックオフミーティングでした。

1作目の発売は2年ほど前。著者と共に企画書を作り、こちらから出版社に提案をして出版が決定した作品です。
ありがたいことに重版もかかり、海外(タイ)で翻訳版も発売されました。

発売から時間が経った現在も堅調に売れ続けているということで、出版社から「次作を作りませんか」とお声かがかかりました。

著者の方もちょうど次の出版を考えていたそうで、タイムリーでしたね。

打合せでは書籍のテーマを仮決めしたので、これから具体的に構成を作っていき執筆してもらうことになります。
年内発売目指しているとのことで、スケジュールは少々タイトになりそうですが……。

デビュー作が評価されないと恐ろしいレッテルが……

とはいえ、こうして2冊目の出版の話をもらえるのは普通のことではありません。商業出版をしても2冊目以降を続けて出せる著者は実はそんなに多くはないからです。
むしろ、初出版のほうがまだハードルが低いと思うことさえあります。

当たり前のことですが、1冊目が評価されなければ2冊目には繋がらない。
それどころか1冊目で大コケしたら「売れなかった著者」というありがたくないレッテルが貼られてしまう可能性大です。

いや、鳴かず飛ばずが続いた後に大ヒットという触れ込みの著者もいるとは思う。でも、それまでにも出版社が合格を出す最低ラインの売上はあったというのが本当のところでしょう。

商業出版では「1冊目はダメだったけど次で挽回します」というのは通用しにくいんですよね。そのことを理解しているから著者は、初出版の際に必死にプロモーションをしているわけです。

ということで、初出版の成績はその後の著者活動も左右するということを知っておいてくださいね。

あなたの出版活動の参考になればうれしいです。

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