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「ないもの」を書くことはできない

今日は星野源と新垣結衣の結婚の話題で持ちきりですね。
私も驚いたし、家族も「ネタかと思った」と言ってました……。

私はこのニュースを、仕事中に聴いていたラジオで知りました。
ラジオ番組のパーソナリティは、源さんのバックバンドメンバーのハマ・オカモトさんだったんですけど、「おい、みんな! 星野源が結婚したぞ!」「びっくり、びっくりだよ~」と興奮しつつ、伝えておりました。

実は私はハマくんのバンド、OKAMOTO‛Sの推し。ラジオを聴きつつ、自分の推しが、驚き喜んでるのっていいな~とニヤけていました。
……って、源さんの話、関係なくなってますねw 

ライターならば何でも書けるという誤解

さて、以前こんなことをつぶやきました。

今日はこちらに関連して感じたことを書いてみます。

出版についての相談で「書けない場合はライターさんに頼んでいいですか」という質問をよく受けます。

これはその質問者の方が「書くことが苦手」「書くことに自信がない」ということが多いです。

「話せるんですけど、書けないんです……」という方も一定数います。

結論から言うと、ライターに依頼をして原稿を作ることは可能です。
取材してもらうこともできます。

ですが!! 
これは著者本人にコンテンツがあることが絶対条件です。

ここを勘違いしている人が結構いるんですよね。

ライターや編集者が引き出せるのは「ある」もの

たしかにライターの方は、著者の言いたいことや表現したいことを
引き出して、読者に読みやすいような文章にすることが仕事です。

その力を借りたいという気持ちはわかりますが、引き出すものがなければ
当然何も出てこないです。

ライターは魔法使いじゃないので、その人にないものを出してくれるわけじゃないんです。

ということで、自分のコンテンツをある程度言語化できないならば、
それは本にするのはかなり難しい……。
これは本に限らず、あらゆるコンテンツに言えることですけれど。

企画書の段階でコンテンツが書きだせないならば、それは書き方がわからないのではなくて、自分の中にコンテンツ自体がない可能性が。

「話せる人」は「書ける人」だと考える理由

そして「話すのは問題ないけれど、書けるか不安」という方もいますね。

基本的にご自身のコンテンツを話せる人は、書くこともできる人だと考えています。
なので、話せる人は文章がヘタでも、まずは書くことにチャレンジすることをおススメします。

今は音声入力もできるので、それを利用してもいいでしょう。

ある程度書き出せるならば(というか、書き出せるはず)、その後ライターや編集者がリライトするということだってできます。

文章の書き方がわからないのと、コンテンツ自体が出来上がっていないのはまったく違います。

書きたいことについてどれくらいのことを話せるか

書きたいテーマのある人は、まずそのテーマについて「何を」
「どれだけ話せるか」を書き出してみてください。

例えば、テーマが「片づけ」ならば、片づけについての方法、片づけが必要な理由、片づけによる変化、片づける場所等々。
さらにそれぞれについてどれくらいの数が出せるか。

この数がある程度出てきて、説明できればご自身の中にコンテンツはありそうですね。

テーマはあるけれど数が出てこないという方は、まずは自分の中でコンテンツを増やすためのインプットをしたほうがいいもしれません。

ちょっと厳しいことを書きましたが、「書けない理由」が本当はどこにあるのかを考えるヒントになればうれしいです。

今日のBGM

「恋」星野源








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