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無印良品で買った『ぶりの腹肉の水煮』が脂のりのりで予想以上の美味しさだった件

 無印良品で買い物をする機会がない。
 学生時代はプラスチック製の白っぽいペンケースに憧れたり、文庫サイズのノートを求めて店に通っていた。が、学生を過ぎると「別に無印じゃなくて良いや」って気分になって、自然と足が遠退いていた。

 この前、久しぶりに無印良品で買い物をした。
 目的は部屋履き用の靴下。踵のところがL字になっている靴下が欲しくて、緊急事態宣言が解かれたのを良いことに行ってしまった。

 その時に見付けたのが『ぶりの腹肉水煮』である。

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(※写真の、ぶりの絵に掛かった丸い影は、私のお古いiPhoneのレンズに入り込んだ埃の陰です)
 お酒を飲むので、所謂“缶つま”を目にすると興味をそそられる。けれど、塩っ辛いだの何だので、いまいち「これぞ!」って逸品に巡り合えない。だから、この商品の購入も一種賭けだった。

「失敗したらそれまでで諦める」

 そう決意して、いざ開封。

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 なるほど確かに。刺身の切り落としの更に残りの部分みたいなのが、たくさん入っている。味噌煮などではなく水煮なので「味濃そ〜」って印象はない。
 缶から出そうと思ったら、思いの外、固まってて大苦戦。
 出来るだけ身を解さないよう、箸を駆使して何とか取り出した画像がこちら。

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 見た目は、身がしっかりしたツナ。
『骨まで柔らかい』の謳い通り、身に張り付いた骨も美味しく食べられます。ただ、全部が全部崩れるように柔らかいわけではなく。「おっ、こいつちょっと硬いな」と感じるものも有り。
 更に身は、ツナや鯖缶よりも薄いクセに歯応えがある。でも、しっかり脂がのっている。パサパサ感がない。上質な刺身を、敢えて焼いたような感じがする。それぐらい脂が舌で踊った。何じゃこりゃ、めちゃくちゃ美味しいぞ!

 更に、何かと塩っ辛いクレームを付けがちな私でも「ほどよい」と評するほどの薄い塩っけ。ツナ缶やカツオ缶より僅かに、ほんとに若干濃い気もする。これがまた、ぶりの旨味を活かしてました。もう、缶詰を開けてそのまま食べて美味しい一品。そのまま“缶つま”になっちゃう。
 勿論、料理の食材として、アレンジし易いだろうし、ツナの代用にも出来るだろう。

 こんなに美味しい缶詰が無印良品に存在したとは。全く知らなかった。というか、昔の無印良品、缶詰あったっけ……? レトルトカレーはよく憶えてるんだけど、缶詰は認識していませんでした。美味しい。また食べたい。
『ぶりの腹肉水煮』購入時は、秋鮭の缶詰だったかな、一種類だけ売り切れだったので。今度はその品切れしてた商品も味わってみたい。

 もしも無印良品に行く機会があるのなら(或いはオンラインで購入する機会があるなら)、ぜひ一つ手にとって試して頂きたいです。

(了)

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