【ネタバレ/考察】『神屋』のオチが分からない。
『ヌードモデル』の最後に収録された作品。
この作品のオチが分かりにくく、ずっとモヤモヤしている。
モヤモヤしているのは「誰が主人公を殺したか?」という点である。
描写としては、警察官が犯人なのは確定している。
ただ、中盤で主人公がヨハンに入れ込んでいることを知っているハズなのに「ヨハンくんのお客さんだったんすね」という台詞は矛盾を感じる。
警察官は、別人がヴァンパイアに変身した説もあるが、序盤で「本物の吸血鬼なら公衆の面前に食べ残しを捨てたりしない」という言葉も提示されている。
そうなると、ヨハンに入れ込んだ太客(警察官)が、主人公に嫉妬して殺害に及んだという説に落ち着いてしまう。
ネットでもこの理解で納得している人が多い。
ただ、ヨハンの太客はヴァンパイアであることを匂わす描写もある。
こういった補足情報で、自分は迷子になってしまった。
せめて警察官がヴァンパイアである描写があれば、スルリと理解できたのだが、手掛かりがないのだ。
(犬歯の牙とか生えてれば良かった)
また、ヨハンがグルになって血液を集めている説もあるが、自分のために血液を集めてくれる女医を殺害する理由がない。
別の可能性としては、警察官はヨハンの客ではなく、別のヴァンパイアのために血液を集めていた説も考えれる。
採られた血液が誰に使われたのかは作中で明示されていないため、可能性としては捨てきれない。
正解はないので、考えられる説をまとめると
ただ、最後のヨハンの驚いた表情を見るとグルとは考えにくいと思う。
ホストであり内面の読みにくいキャラだが、伏線なしで「ハイ、犯人でした」という展開はありえないと思う。
(あえて口元しか写していないのもズルい)
好きな話なだけにモヤモヤが消しきれないのが悔しい。
有力な説があったら、誰か教えて欲しい。
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