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百人目のコギャル

『百番目のサル』という話がある。

①ある日、イモを洗うサルが現れる。
②それを真似するサルが現れる。
③芋を洗うサルが100匹目になると、遠く離れた場所でも芋を洗うサルが現れる。

これは架空の物語なのだが、未だに信じている人も多い。
『刃牙』でもニトログリセリンが一斉に結晶化を始めた、という逸話があったが、それと同じ都市伝説である。

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上記のサルの話は、
①ある日、イモを洗うサルが現れる。
②それを真似するサルが現れる。
ここまではホントの話なので、信じてしまう人がいるのも理解できる。

本題に移る。
今回自分が疑問に思ったのは、

最初のコギャルはどのようにして生まれたか?

という事である。
Wikipediaで調べると

コギャルという言葉は、上記のアムラーの発生とほぼ同時期の流行語とされ、1993年から写真週刊誌『フライデー』などの媒体に記述が見られる。
ただし、本格的にコギャルという言葉が使われ出したのは1996年からであり、若者の娯楽・風俗までが女子高生・女子中学生を中心とした文化に変化していたことを象徴していた

とある。
言葉としての誕生が1996年というのは分かるが、ファッションとしてはどのように生まれたのだろうか。
コギャル文化は海外では見られないようなので、ガラパゴス進化に違いない。
恐らく令和の時代でコギャル・オリジンを探すのは不可能だと思うが、もし1996年に調査を行えていれば

①コギャルに、誰を真似たファッションか質問する。
②真似された人に、誰を真似したファッションか質問する。

上記の質問をループすることで、源流まで遡れるかも知れない。
バラエティ番組で「街で一番の老舗店を探す」はこのやり方だった。
ただ、現代は1996年と比較すると媒体が多すぎて、難易度は格段に上がっていると思う。
しかし、他に良い方法はあるだろうか?
自分は思いつかない。

ここから話は別の方向へ飛ぶのだが、「元祖〇〇」という起源自体は価値にならないだろうか?
ブロックチェーン技術を使用すれば、やりとりの履歴を追えるので、大元を探ることができる。

ツイッターの初ツイートが250万ドルで売り出される時代である。
一世を風靡したコギャルファッションも、時代を作ったという意味では価値はある。
1番目のサルというのは、存在自体に価値があると思う。

「だから何だ」と言われたら特に意味はないのだが、『百番目のサル』の事を不意に思い出したので、記事にしてみた。

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