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【ノスタルジールポ】二丁目に転がる覚書

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1989〜1999年頃の空気感を。 子どもだった自分の視線で。
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#はっぴいえんど

風街ろまんの憂鬱

風街ろまんの憂鬱

初夏と言うにはまだ早い梅雨空の朝。

朝、といっても、空の色はまだ薄暗く、まだ町が機能を始める前、ほんの小道に歩を向かわせるのがたまらなく好きだ。

場所はどこかというと、“都会”というまやかしの羽衣を身に纏おうと必死に背伸びしているような、私が生まれ育った町。

幼い頃には、はっきりと“田舎”という形容が何の抵抗もなく当てはめられたが、最近では都市開発とか、取って付けたような町おこしか何かかわか

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