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鍼道具の研究者に会いに #1

こんにちは。東です。

今日は、鍼造り活動の記録。鍼の物語をお送りします。

もはや鍼造り活動にお馴染みの、矢野氏とともに、とある場所に行きました。

▼上石神井にある矢野氏の工房

▼直近の鍼製作活動


現在、矢野氏とともに鍼造り活動している項目は、以下の3点。

1.九つあると言われている九鍼の中の、毫鍼(ごうしん)と呼ばれる最もポピュラーな鍼。江戸時代から鍼具職人として続いていた神戸源蔵製の毫鍼の鍼造り活動

2.江戸時代の徳川5代目将軍・綱吉のお抱え医師(鍼師)である杉山和一(すぎやまわいち)が創作したとされる俵型鍼管(たわらがたしんかん)。こちらも神戸源蔵製の復刻を目指している。

3.安土桃山から江戸初期に活躍したとされる御園意斎(みそのいさい)が広めたとされる打鍼(だしん)の製作。こちらはオリジナルの要素を加えて製作。

1.神戸製毫鍼。鍼柄は銀・鍼体は特殊鋼鍼。
2.神戸モデルの俵型鍼管。銀とパラジウムの合金。
3.打鍼。黒檀で作成しているが、新しい素材での制作を試み。


この内の、1.神戸製毫鍼造りについて、ある鍼灸界では知る人ぞ知る大御所の先生の所にお伺いさせて頂きました。

ちょっとできない話もあるので、詳しい内容は割愛しますが、やはり矢野氏のように金属の専門家がいらっしゃると、話の進みが早くて具体的ですね。

専門家ならではの着眼点や、実際に手を動かして製作している方だからこそわかる意外に難しいポイントや、我々が難問としていたところが意外とすんなり解決案が出たりと、やっぱり矢野氏はすごいですねぇ~。

私の無理難題も、色んなことで手を尽くして下さりありがたいです。

じりじりと、地道に鍼製作活動続けますよ~。

今日はこんな感じで、さっぱりと終わります。

では。




今回も読んで頂きありがとうございます。ISSEIDO noteでは、東洋医学に関わる「一齊堂の活動」や「研修の記録」を書いています。どんな人と会い、どんな体験をし、そこで何を感じたかを共有しています。臨床・教育・研究・開発・開拓をするなかで感じた発見など、個人的な話もあります。


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