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エアー断震システムとは?

エアー断震システムは最近注目されている技術です。
大きな地震のときに圧縮空気の力で建物を浮上させることで
短時間で建物が地面からわずかに離れ地震の影響をほとんど受けないというこのシステム。
つくばの展示場に見学に行ってきました。

地震の揺れをセンサーが感知してタンク内にためている圧縮空気を開放し
二重の基礎のあいだに空気を送り込むという仕組み。
2センチくらい建物が浮く。
浮くので地震の揺れが建物とほぼ関係なくなる。

はじめ聞いたときは半信半疑に思えましたが、
メーカーのかたから説明をきいてかなり良いように思いました。
一番良いと思ったのは仕組みがシンプルなので壊れにくい、メンテナンスに手間がかからないという点。

それでつくばの展示施設に実物を見に行ってきました。
下の動画が浮上するときの様子。
建物の中では機械を作動させても20ミリの浮上は感じられませんでした。

【良いと思ったところ】
・仕組みがシンプルなので壊れにくい
・繰り返しの地震時に釘が緩むなどの不具合が出にくい
・浮上テスト・メンテナンスが簡単

【制限】
・現状は木造のみに対応
・基礎の形状が四角形、台形のみ対応、L型、凹凸型などは非対応
・延床30坪・2階建ての住宅で500万円程度の費用


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