あれから10年
明日で東日本大震災から10年が経ちます。マスコミ各社も特集記事や番組を流していますが、毎年その手の番組や記事を目にすると心がざわざわします。忘れてはいけないことではありますが、どうにも不安をあおっているように見えてしまうのです。
震災前は福島にいました
震災の時は東京にいましたが、その半年ほど前までは福島県に人生初の単身赴任をしており、東北には愛着がありました。単身赴任中には、一人であることをいいことに東北各地を巡りました。
大熊町のサケ漁
中でも印象深かったのは、大熊町で見たサケ漁です。漁協の人に頼み込んで近くで見せていただきました。当時は土手の上から見ているだけで怒られましたから。初めて見た生きたサケたちに感動したことを思い出します。下の写真は2009年の秋です。この約一年後に震災が来るんです。大熊町は福島第一原子力発電所のすぐそばです。
弱っていた自分と震災
そんな初めての単身赴任の約4年間の疲労でメンタルが少し弱り気味で戻ってきて、そのタイミングで震災。ちょうど車で移動中の信号待ちでの出来事でした。目が回りそうなひどい揺れ、路上に飛び出す人。そのあと見た津波の映像。完全にメンタル壊しました。不安で不安でしょうがなく、そのあとに続く原発の問題、ガソリンなどの物資不足、計画停電、続く余震。
笑顔になれなくてつらかった。
そんな訳で、この話題を映像などで流されると当時のことを思い出して辛いんです。
今はコロナで同じように皆笑顔になりずらい状況が続いていますけど、早く収束してくれることを願ってます。
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