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#18「私がした発想の転換」

発想の転換、というよりは
気づきによって見つけた新しい考え方の話

たまに、普段の生活の中で、はっとするような気づきがある


古い記憶だけどいまもよく覚えているのは、中学生のとき


それまで人のここが嫌っていう感情がなかったように思う
あるいは自覚していなかった

ある日突然、それまで好きだった先生の
食事中の咀嚼に嫌悪感を感じた

え、ほんとに嫌ってなってしまって
戸惑ったけど私はその原因を考えてみた

それは、それまで私の中で「先生」というのは「先生」という存在でしかなくて

だけど「先生」も1人の「人」であると気づいた瞬間だった


わりと当時はショックな発見だったように思う

誰しも1人の「人」であるということ


それを、私は時間をかけて
ゆっくりと受け入れていった


いちばん時間がかかったのは
「親」が1人の「人」であるという受け入れ

いろいろなことが自分の中で引っかかって
あるいは自分で勝手に引っ掛けて

頭ではわかるのに、何年も何年もかかった




今も私は人に対して嫌い、という感情はあまりない
基本スタンスは好き、寄りの無

だいたい何かあっても
ああこの人も人なんだなあ

世の中にはいろんな人がいるなあで終わる


悪くない考え方だと思う

けど、今後はもう少し人に対して
好き寄りの好き、を集めたい



#BKSマガジン #先生 #発想の転換
#エッセイ


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