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昼のお月様

寒いし早く日が暮れるので最近はやってないが、秋の夕暮れベランダで過ごすのが一時期マイブームだった。
その時、夕方西の空に三日月を発見し、へー、月は西から昇って東に沈むのかぁ、太陽と反対なのかぁと発見したつもりになったが、よく考えてみたら、そんな事あるはずがなかった。我ながら、すごいお馬鹿さんだ。

そういえば、昼間に太陽を見たこともあるけど、あれはどういうことなんだろう。
仕事帰りに「今日は満月だなぁ」と思った事は何度かあるけど、あれはなぜかいつも東の空な気がする。三日月は西でみたのに、なぜ東の空に?
そういえば、三日月の反対側が欠けているタイプもあるはずなのに、見たことないのはなぜだ?

月の動きって、小学校の理科で習ったのだろうか。さっぱり覚えがない。夫に聞いても、よく知らないという。
反対が欠けてる三日月見たことないんだけどというと、ワシは見た事あると言う。いつ見たか聞いてみると、どうやら夜中だったり明け方だったりらしい。中高年男性に多い睡眠障害により、夜中起きてしまってタバコを吸いに外に出た時みるらしい。早寝普通起きな私は、道理で見た事無いはずだ。

自分で色々考えるも訳がわからないままだった。新聞に日の出日の入り時刻と共に、月の出入時刻や月齢等が出ているのを発見したが、それをみてもよくわからない。そのうち、午前ボルダリング練習の帰り道自転車こいでいると、反対側が欠けた白い月を青空の中に発見した。

あ、昼間の月!しかも反対欠け!

謎が益々深まったので、図書館の子供コーナーに行き、月の動きに関する本を探した。
あった、あった、ありました。

月のひみつシリーズ
「月のみちかけ」
「月のかたち」

大きな絵本のようだったが、ものすごくわかりやすかった。
私が不思議に思った事が全部この本を読んで解決した。

割と長い事生きてるけど、知らない事がいっぱいある。みんな知ってて、私が知らないだけだったのかも知れないけど。
図書館の子供コーナー、これからもお世話になろうと思う。

というわけで、俄に天体に興味が湧いた私は、ふたご座流星群が観れるというのを知り、夜9時頃ちょっとだけ外に出てみた。待つ事ほんの数分で、スーッと星が流れた。観れると思ってなかったので、え!
そのまま同じ方を観ていると、また、スーッ、そしてスーッと流れ星が!
流れ星を観た事で、すっかり満足して寝てから、次の日気づいた。
あ、しまった。願い事するの忘れた。

なぜ流れ星が出現するかまでは私の手には負えないので、追求するのは辞めておきます。