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オヤジジャーナルマジック

ポッドキャストを日常的に聞き始めて半年近くなった。いくつかお気に入り番組があるのだけど、その中のひとつ、「東京ポッド許可局」という番組のアーカイブを今すごい勢いで聞いている。
これは沢山のファンがいるお化け番組のようで、なんで今まで知らなかったんだろう。と後悔するほど。
でも、お陰で山のように過去番組があるので、当分の間楽しめる。
マキタスポーツさん、プチ鹿島さんが同世代なので、彼らの言ってる事がすごく共感できる。ホントは彼らよりもちょっとだけお姉さんなんだけど。

サンキュータツオさんが、タツオ呼ばわりされているところも、もうひとつのお気に入りポッドキャストの「いんよう」ファンとしては聞き所のひとつ。

彼らの選ぶ言葉のセンスがよくて、番組で生まれた数々の名言があり、ぽっと出リスナーの私が語る事ではないのだけど、自分の中ですごく気に入っているのが、オヤジジャーナルと言う言葉。
プチ鹿島さんが、よく、オヤジジャーナルですねー、それはオヤジジャーナルです。と言う。

許可局員ならお馴染みのこのフレーズ。説明するのは難しいのだが、いかにもオヤジが読んでいそうなタブロイド紙にありがちな表現、考え方。下世話であったり、ステレオタイプで時代錯誤だったり。なんでもすぐに過去の野球やプロレスの名場面に喩えがち。今の世の中、若者や女性からは嫌悪されがちそうなオヤジ的考え方の事。けれども、それが逆にちょっとおかしみを感じて、そんなに忌み嫌わずに暖かい目で見守るのもいいかもしれません。オヤジジャーナルですから。
ざっくりとこんな感じに私は解釈しています。
オジサンが何を言っているかも一応聞いといてあげよう。こんな感じだと思います。

うちの夫は、この人だけ昭和の中期くらいで時代が止まっているのでは?と思うくらいの時代錯誤な人であり、その発言や言動がよく私にイラッとされている。イラッとして反論するが、どこにイラッとしたかも彼にはなかなか伝わりづらい。いちいち言うのも面倒なので放置して、それが積み重なると爆発する事になる。なので、なるべくイラッとしたくはない。

そんな時、鹿島さんの「オヤジジャーナルですから。」
これを思い出すといい。これを心の中で呟くと、あら不思議。
まぁいいか、放っておけば。言いたいだけだし。と、そんな気分になる。
たまに的を得た事を言う時もあるので、たとえオヤジジャーナルだとしても全否定はしないでおこうという気持ちになり、ちょっと俯瞰してみることができるようになった。オヤジジャーナルですから。と呟いたくらいでは片付かない事ももちろんある。でも、大概のことはこれでスルーできます。
世の中の、オヤジ発言にイラっとすること多い方、ちょっと試してみてください。