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茶色いばばあ飯食堂 出張編

不定期でお届けしている茶色いババア飯食堂。息子達の突然の帰省時に張り切って醤油系地味ご飯を作っています。
今回は、80代一人暮らし父の様子を見に帰省する私に合わせて、長男家族が二歳になる子を連れて、そして次男も俺も行こうかなっという事でおじいちゃんちに大集合。娘、母、ババという三つの顔を持つ私が、実家に出張して大人数ご飯支度する事になりました。

私は、他のメンバーが到着する1日前に実家入りし、掃除が適当になっている実家をできる範囲で掃除。次の日に息子達がやって来る。

それぞれの到着時間が夕方ごろという事で、集まった人から食べ始め飲み始められる感じがよかろう。さて、どうしよう。

実家には、ザイグルという遠赤外線でじっくりお肉が焼けるホットプレート的なものがある。父がテレビショッピングで何年も前に買ったのだが本人は買った事を忘れてしまい込んでおり、いつも子供か孫か来た時に誰かが言いだして引っ張りだして来る。
よし、ザイグルで色々焼こう。それからどうする?
飲む人は焼きながら飲めばいいけど、飲まない長男のお嫁さんもいるので何か汁っぽい物や野菜っぽいものも欲しい。
簡単なもう一品を考えていたら、おじいさんが新聞の切り抜きを出して来て、これが美味そうじゃ。
どれどれ?

「せん切り野菜しゃぶしゃぶ」

水600ccに白だしを70cc入れて小鍋に沸かす。水菜、えのきだけ、せん切り大根など細くて直ぐ煮えそうな野菜を投入、サッと煮えたところへしゃぶしゃぶ用肉を投入、肉で野菜を巻いて食べる。お好みで、ポン酢、ゴマだれなどを添えてもよし。

これだ!
去年おじいさんにプレゼントした一人用電気鍋を使おう。これも、父は存在を忘れてしまい込んでいた。それを出してテーブルにセット。ザイグルもセット。
野菜、肉などを用意しておき、焼き焼き、しゃぶしゃぶしながら好きなようにやってもらうスタイルにした。全員参加型。

お土産のさつま揚げなど練り物や、漬け物を切ってだした。

たまたま出張帰りに実家の様子を見に来た弟も加わり、殆どセルフサービスの宴会となった。

このせん切り野菜しゃぶしゃぶが意外に好評。
終わった頃には美味しそうな出汁となっていたので、誰かがご飯を投入して卵を溶き、雑炊に変身させてくれた。全員参加型は助かる。
全員参加型というか、最早キャンプ料理?
焚き火ではなくザイグル、大鍋ではなくグリル鍋ではあるけど、殆ど素材を焼いたり煮たりして酒飲みながら食べるという、割と原始的な会食となった。

大人数はこれで行こう。
何人増えても大丈夫そう。

実家で料理する際のポイントは、調味料の賞味期限を事前にチェックしておく事です。過去からタイムワープしてきた調味料が沢山出て来ます。来るたびにチェックして捨てているんだけどなぁ。

そして、多少賞味期限切れてても、文句言わない事。
賞味期限の数字など見えてないし気にしてもないのに、たまに来てうるさく言われては気の毒だ。
とは分かっているけど、今回もうるさくチェックして色々捨てました。ごめんよ、じーさん。

大人数ご飯は大変ではあるけれど、参加する人全員に役割を振って、みんなでワイワイやると、回数重ねるごとに楽になる。早めに呑みながらウダウダしているだけでも楽しいしね。またやろう。