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広がる暖かさ

私事ですが、先日嬉しいことがあったので紹介させてもらえればと思います。

私の「嬉しい」を運んできてくれたのは、こちらの記事。

【感想文の日】

これは希望者に対して折星さんが毎週土曜日に1人ずつ、noteの感想文を書いてくれるというものです。

以前からその存在は知っていたものの「私の文章は感想文を書いてもらえるような正しい言葉遣いでもないからなぁ。」と、お願いする事に戸惑いがありました。

でも、どうしても感想を聞いてみたい衝動が抑え切れず。今回折星さんに感想文をお願いさせていただきました。

そうして書いてもらったnoteの感想文。そこには折星さんの優しさが凝縮されていて、読んでいて心が暖かくなりました。勇気を出してお願いしてよかった。

そのお礼、ではないけれど。私も折星さんの記事を、感想文と共に紹介させてもらえればと思います。


■鎖を解く

ある日、会社の同期と食事をした折星さん。お酒が進み、どちらともなく言い出したのは転職の話だった。自分の本当にやりたい事とは、一体何なのかー。

私は今まで、自分で自分に呪いをかけていた。夢は叶えなければならない。人に言ったことならなおのこと。それを叶えられないなんて、恥ずかしいことだ。努力が足りていないからだ。

この部分を読んだ時、思わず息を飲みました。それは、かつての私も同じように考えていた時期があるから。

「夢は叶えるべきものだし、人に言ったなら尚のこと。もしそれが叶わないなら、最初から挑戦なんてしない方が良い。」

そう、本気で思っていました。でも、そういう事じゃないんですよね。

"本当に自分がやりたい事をやっているのか。前に進もうとしているのか。"

それをきちんと見てくれる人がいるって、それだけですごく素敵だなぁ…と感じました。私も余計な事は考えずひたむきに、自分のやりたい事に挑戦したいと思います。


■手帳の中のわすれもの

中学生で初めてスケジュール帳を使った折星さん。使っていたのはマンスリータイプ。特に友達の誕生日は熱心に書き込んでいて、その日付の下には小さなケーキのシールを貼っていたそう。しかし、大人になるにつれて使う手帳の種類が変化。書き込まれる予定も様変わりしてー。

これ、私もやってました。友達の誕生日を書き込んで、その日付にはちょっとしたシールを貼る。こうする事で、手帳を開いた時のウキウキ感が俄然変わっていたように思います。

あの頃手帳を彩っていた小さなケーキは、もうない。いつ、そのときめきは消えたのだろう。いつ、その温かさを忘れたのだろう。必死に振り返っても、私にはその境目が見えないのだ。

私も今の手帳は内容ごとにペンの色を変えるくらいで、シールを貼ることはなくなりました。それで特に問題はありません。でも、昔のようなウキウキ感は消えてしまったような気がします。

人生にはちょっとした楽しみも必要かなと思うので今度手帳の隅っこにでもシールを貼って、昔のようなウキウキ感をもう一度体験してみようと思います。


■欠片を溜めていた

部屋の片付けで久しぶりに学習机の引き出しを開けた折星さん。いろいろな物が詰め込まれた引き出しの奥にあったのは、一冊のノートといくつかの紙の切れ端。そこにあったのは折星さんが「書く」ための、小さな欠片たちだったー。

私も昔は文章は「読む」ものであって、「書く」ものではないと思い込んでいました。それでも自分だけの物語を書いてみたくて。よくノートの隅っこに気になったフレーズや思いついた物語を片っ端から書き込んでいました。でも、それを人に見せることは一切なくて。自分の中だけに留めておく、そんな感じでした。

いま、私はこうして文章を書いている。あの頃の私が引き出しの奥にぎゅうぎゅうと隠した気持ちが、ほんのちょっぴり、日の光を浴びている。

私も少しずつですが、こうして日の当たる場所で文章を書けるようになりました。それはあの時、ノートの隅っこに文章の欠片を残そうとした自分がいたから。これからも小さな欠片を握りしめて、自分の言葉を紡いでいこうと思います。


■最後に

初めてnoteの感想文に挑戦させてもらいました。挑戦してみて気づいたことがあります。それは「読む意識」で読む文章と「書く意識」で読む文章では言葉の感じ方が違うということ。

いつもはただ「読む」という作業になりがちなnoteですが、感想文を「書く」という意識で読むことで普段より丁寧に言葉と向き合えた気がします。思えば小学校の読書感想文用の本を読む時なんかはいつも以上に集中して文字と向き合っていたので、それに近い感覚だったのかもしれません。

「いつの間にか、その感覚を忘れていたんだなぁ。」

と今回の試みで気がつくことが出来ました。これからはこの感覚を忘れずに、言葉と向き合っていきたいと思います。

最後になりますが折星さん。素敵な感想文を書いていただいて、本当にありがとうございました。これからもこの暖かな輪が広がることを心より祈っております。


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