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秘密の本棚

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今までに私が書いた物語たち。世界に一つだけ、私だけの空想世界。
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記事一覧

君だけのサンタになりたくて

「さて、今年のクリスマスはどうしようかな。」 目線の先にはカレンダー。11月も最終週に差し…

あずき
3年前
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穏やかなノエルに祈りを

「ねぇ。今年のクリスマス、どうする?」 そう尋ねられたのは、12月に入ってすぐの頃。そろそ…

あずき
3年前
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近くて遠い、あなたと私。【#クリスマス金曜トワイライト】

私があなたを意識し出して、もうすぐ2度目の冬がきます。叶わぬ恋、ということは分かっていま…

あずき
3年前
59

恋人を卒業した日

晴れの日の大安吉日。空はどこまでも澄み渡り、雲ひとつない美しい青空が視界いっぱいに広がっ…

あずき
3年前
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ピンク色の海に抱かれて

お出かけに際しては大きく分けて二つのタイプに分類されると思う。積極的に外に出たい派か、そ…

あずき
3年前
49

誕生日にはお寿司と、少しの願いを。

「誕生日プレゼント、何がいいか決まった?」 そう尋ねると、彼は少し困った顔をした。 もと…

あずき
3年前
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ぬくもりスコーン

不思議なカフェの噂がある。森の中にひっそりとあるそのカフェには、人の心を温かくしてくれる不思議なメニューがたくさんあるらしい。あたたまるには、ちょうどいいくらいの、ちいさなカフェ『ひだまり』。今日も、ほっとした時間を求めて新たな客が『ひだまり』を訪れる。 ◇ 私は今、森の中の道を一心不乱に歩いている。事の始まりは、先日何気なく耳にしたカフェの噂。 「あの森の中にはホッとできる、素敵なカフェがあるらしい。」 どうしてもそのカフェに行ってみたくなった私は、思い立ったら即行

顔も知らない僕のともだち

「優希、早く起きなさーい!」 毎朝お母さんのこの声で目が覚める。眠い目をこすりながらリビ…

あずき
3年前
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