この苦しさは誰も知らない

私は人に悩みを相談するのが苦手です。
苦手というかできないです。

だから20年生きてきて１度も悩み相談というものをしたことがありません。

悩みがないかというと一切そんなことはないです。むしろ常に悩みだらけです。
しかし、人に悩みを相談することができないのでずっと1人で乗り越えて来ました。
周りの相談にのってもらっている人をみて、
良いなぁと思いながら1人で戦ってきました。

そんなある時、ある出来事が起こりました。

高校3年の夏休みが終わった後の担任の先生との進路相談での出来事です。
私は夏休み前に自分的にかなりショックな出来事があり、精神的にやられていました。ふと気を抜くと涙が出てしまうくらいに心がやられていました。
そしてその状態のまま夏休みに入りました。
友達のいなかった私はそんな精神状態の自分と1人で戦っていました。
落ち込む気持ちと勉強しないとという焦りで、とにかく苦しかったです。
ほぼ毎日泣いていました。

今思うとあの時の精神状態は本当に危なかったと思います。

しかし、自分なりに頑張りました。
何とか前を向いて、勉強机に座って
とにかく頑張りました。
他の受験生と比べたら全然だったと思いますが、あの時の自分にしては最大限やれることはできていたと思います。

自分でもなかなか頑張れたなと思っていました。

そして、進路相談の日。
担任の先生に言われました。

「ちゃんと頑張ってるの？他の人はやってるからね。手を抜かないでちゃんとしてよ」

頭が真っ白になりました。
こいつは何を言っているんだ。
そう思いました。

そしてそこで気がつきました。
そっか、、自分ってこんなに頑張ってるのに、苦しい中1人で頑張ってるのに、それって誰も知らないんだ。苦しくて辛くてそれでも頑張ってきたのにそれって誰も知らないんだ。だって誰にも言えないから。周りからしたら自分は悩みのないお気楽人間なんだ。

そう思いました。

苦しくて悔しくて仕方がなかったです。

こんなに頑張ってるのに
そのことは誰も知らないんだ

そう思ったら涙が出てきました

そして今こうして頑張っている自分が馬鹿馬鹿しく思えました。

じゃあ頑張っても無駄じゃん、
意味ないじゃん
そう思ってしまいました。

進路相談の日の夜は部屋で１人泣きました。
家族に心配されないように、バレないように、
静かに1人で泣きました。

結局誰にも相談はできなかったです。

その後も相談できない自分はそのままでした。
むしろ今まで以上に相談できなくなっていました。

そして結局1人でずっと生きてきました。

今現在もそうです。
人に頼ることなく1人で生きています。
周りの相談は聞くけど自分の相談はできません。

誰かに話を聞いてほしいと思いながら
1人で抱えて生きています。

たまに友達から「悩みなさそうで良いね」って言われたりします。

そんな日は家で１人落ち込みます。
ちょっと泣いたりもします。

悩み相談ができないのが悩みです。
悩み相談ができないという悩みが相談できないという悩みという悩み、、

もはや無限機構です。

そんな自分と戦いながらこれからもきっと１人で頑張っていくのだろうなと思います。

とりあえずこうしてnoteにできたことが
自分とっての第一歩かなと思います。

以上、この苦しさは誰も知らない話でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
なぜ悩み相談できないのかはまた別のnoteで話そうかなと思います。