シェア
プラム
2021年10月14日 18:25
あらすじ小説情報本文 キィと音を立てて扉を開けると、早水が棚の前で立っていた。 ――前にもこんな事あったような…… いまいち思い出せないが、前にも見た光景な気がした。「マネージャー? どうかした?忘れ物?」「えっ!? あ、きゃっ!」 カシャンと音がした。早水が屈んで、慌てた様子で落としたものを拾おうとしていた。しかし何か細長い物体がくるくると回転しながら、こちらに転がってきた。ど
2021年10月7日 19:38
あらすじ小説情報本文「マネージャー? どうしたんだ? こんな時間に部室に居るなんて」 全体練習が終わった後、一年生だけ居残りの素振りをして、部室に戻るとなぜか同じ一年生の女子マネージャーの早水がいた。 部室は屋外にあるプレハブ小屋みたいな建物で、主に部員の荷物置き場や更衣室として利用していた。 部活で使う備品も置いてあったりするので、マネージャーがいてもおかしくないが、とっくに帰ってい
小鳥の歌
2021年10月1日 20:17
私、香田結月は、小学生から始めたミニバスにのめり込んでいた。スピーディーな展開が面白いし、サッカーやソフトボールと違ってよく点が入る。母もバスケ部で高校時代に全国大会へ行ったことがあったので、私がバスケをすることに賛成していた。 中学では迷わずバスケ部に入った。あまり厳しい規則はなく、のびのびとプレイすることが出来た。 両親とも私のバスケには全力で応援してくれた。しかしただ一点、意見が