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25歳でモデルになった話4

前回の続きです⭐︎
(今回は詐欺?に遭いかけた話になります。)

新しく始めたアルバイト仲間の紹介で服飾の専門学校のモデルを経験し、この経験を機にだんだんとモデル(専門学校のみ)をする機会が増えフリー(無所属)モデルとしての活動を開始しました。

フリーモデルといっても自分で企業に営業に行くような事はなく、あくまで趣味の延長のようなゆるい感じで活動してました。


そして、25歳の時に事件が起きました(笑)



その年の夏頃、よく利用していた駅の地下街で30代くらいの2人組の女性に声を掛けられました。


「もしかして、モデルさんされてますか?」と。

「一応フリーで活動してます。」と、答えると

今関◯コレクションに出演できるモデルをうち(事務所?)で募集していて今度オーディションとレセプションパーティを開催するので良かったら会場を覗いてみないかと言われました。

私は彼女たちに疑いはあったものの、一つの経験として参加する事にしました。



そしてパーティ開催日当日、会場に行き受付の人に声を掛けると「参加費は¥1000です。」と言われました(笑)


え?いやいや、、(°_°)



参加費がいるなんてなんも聞いてねえぇぇ!!



と心の中で叫びましたが、

バカな私は¥1000だし怖いもの見たさもありまあいっか⭐︎と支払いをし、参加する事にしました(笑)


いざ会場の中に入ると推定300人(正確にはわかりません)ほどの若い男女がワラワラと居ました。

そして、スタッフの人にこの日はこの中から関◯コレクションのオーディションの出場者を決めるためのオーディションを行うと、説明されました。

300人ほどの大行列に並ぶように指示され男女分かれて順番にオーディションルームに入り数名の審査員の前で10人ずつくらいで、ウォーキング&ポージングをさせられました。
人数が多かったので、1時間は並んだ気がします(笑)

そもそもなんですがこのオーディション、各モデルから*コンポジットも徴収せずウォーキングのオーディションのみさせてるんですよね。
その時点でおかし過ぎるんですが、専門学校のモデルしか経験のない私は半信半疑ではあったもののこの事務所(?)の言う事を言われるがままやっていました。

*コンポジット (モデルの名刺のようなもの。モデル自身の体型がわかるような数枚の写真と身長や体重スリーサイズなどが記載されてます。通常、選考側はオーディションの前に書類審査を行い、その際にこのコンポジットを見て判断します。)


オーディションが終わるやいなや、皆様に軽食と今後の説明があります。とスタッフの人に別の部屋を案内されました。

別の部屋に入るとその部屋はとても広くて少し薄暗く、たくさんのテーブルがあり近所のコンビニで買ってきたような生ハムやチーズなどの、本当にかる〜い食事が並べれてありました。

私は最初に払った¥1000のもとをできるだけ取るために、なるべくそれらを口に詰め込みました(笑)
少額ですが騙された感じが悔しかったので(笑)

で、その部屋の正面にはおっきいスクリーンと壇上があり「チェアマン」と呼ばれる人がその壇上の向かって左端に座っていました。

しばらくすると男女数名が壇上へあがり、1人ずつマイクを手に持ち彼らにスポットライトがあてられ

突然、謎のスピーチが繰り広げられました。

内容をよく聞いてみると「〇〇さん(チェアマン)には本当に感謝しています。〇〇(この団体の名前)に入って良かったです。自分に自信が持てました。」みたいな、
このイベントの関係者やその行いを絶賛するような事ばかり言っており、しまいには歓喜のあまり泣き出してしまうスピーカーもいました(笑)
そして会場は拍手喝采^^;


なんのこっちゃ...ww
と思いつつもそのスピーカーたちの狂ったスピーチがちょっと面白いなと感じていた私はもう少し残る事にしました。

一通りスピーカー全員のスピーチが終了し
とうとう、横にいた"チェアマン"と呼ばれる人物が言葉を発しました。

何だか長々話していてので要約するとこの団体は事務所ではなくサロンを経営しており、一つのサロンを受けるごとに500円〜を徴収している。サロンを受けるとスピーカーたちを見てわかるように、人生が変えられる。
みたいな事を話しており、


まあ、今でいう大規模な商材屋みたいな感じなんですかね。

会場のオーディエンスの中にはそのチェアマンのきな臭い言葉に目をキラキラさせて聞いていた人もいました^^;

もうこの時には、私の中ではこのイベントの関係者のイメージは無知な若者を集めて金を集る集団って感じでした。

会場を出る時に受付の人に契約しますか?と言われ契約書を何枚か渡されましたがゆっくり考えますと伝え、

面白いネタが出来たな~くらいの気持ちでこの会場をあとにしました。


しかし、この後の出来事が私の人生を大きく変えることになります。

最後まで見て下さりありがとうございます!

また次回に続きます⭐︎

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