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覚悟を決める | Diploma合格に必要なマインド

日本で受験できる最難関のワイン試験 WSET Diplomaの認証を得るのに必要な勉強時間数は、最低600時間(講座時間数含む)とされています。

これは英語を母国語とする人の話です。英語や論理的思考が得意でない日本人にとって、特に英語も論理的思考も苦手だった私のような受験生にとっては、この学習時間では到底足りません。

Diploma受験を始めた当時、私は保育園児の息子を育てながらワインのインポーターで働いていました。今思い出しても目が回るほど忙しい日々でした。

朝5時台に起きて、朝食、保育園に送り、通勤、仕事、帰宅途中に買物、お迎え、夕飯、洗い物、洗濯、お風呂、寝かしつけとともに寝落ちする毎日。

休みの日は、体力を持て余している息子と一緒に外出し、家に帰る頃にはくたくたになっていました。

自分の時間なんて1秒も持てないような生活でしたが、長男が年中さんの時に、WSET Diploma受験への挑戦を始めました。

睡眠時間さえままならないのに、いったいどうやって学習時間を捻出しよう。息子を預ける祖父母も近くにいないし、会社員の夫に頼れない。

ないない尽くしの私の思考が「どうしたらできるか?」に変わったのは、「それでもWSET Diplomaの勉強がしたい」という強い思いからでした。

Diplomaは取得するのに最低でも数年かかる長丁場の試験です。

半年や1年ぐらいだったら、なんとか勢いで乗り切れる人もいるでしょう。でも、2年、3年続けるとなると、あれもこれも我慢し続けても、最後までもちません。

持続可能(Sustainable)で心身が健やかで幸せ(well-being)な状態を保ちながら受験勉強を進めることが不可欠です。

そのためには、なぜワインを学びたいのかという「本気の理由」と、どんな状況でも「やり抜く覚悟」が必要です。

また、学習時間を作るために、受験中だけはそれまで続けてきた何かをあきらめることや手放すこともあるでしょう。また、家族の理解と協力を得るのも不可欠です。

まずは、手放すコトやモノを決めてみてください。「今の行動」を小さく変えた時から、未来が大きく変わっていきます。

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