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永遠を夢見たものは全て別の世界線にあって

これはある歌の一節。

だけどきっと大切なのは
今のこの気持ち
自分自身積み重ね続けたこの時
この思いが明日へつなぐ
日々のバネになる
だから今が全てなのさ
永遠の一瞬の気持ちだよ


先のことを考えて不安になったとき、
先のことを考えて決断に迷ったとき、

この曲の歌詞を思い出すかのように、自分は「たまに」今の気持ちを大切にした行動をとる。

今大切にしたいことを積み重ねることで、
素敵な未来につながるから。


だけど不安になった私は、
決断を迫られた私は、
そんな楽観的に、今の気持ちが全てと思い
気持ちに従順な行動をとることはない。


将来を考えれば、
この一時の願いに従った行動にはツケがくる。
自分もその周りにいる人も
「きっとこの気持ちは永遠なんだ」
と思った瞬間しか幸せにならない。

だから、実際の私はこれまで
永遠だと思った自分の気持ちを
たくさん心の中にしまってきた。


その「永遠の一瞬の気持ち」の数だけ
異なる「人」と「時間」と「過ごし方」を
経験していただろう。


難しく述べたが要するに、
「この時がずっと続けばいいのにな」
というたくさんの思いをこれまでしたけど、
それを実現させる行動はほとんどとらなかった。

「あの時ああすればこうなってたかもしれない」
という世界線をたくさん見てきた。


何かあるたびにあの時の気持ちが行動として表れて
「未来に続いていたら」と思う。

だけど幾度とあった「何かあるたびに」が示すのは
全て別の自分が一時でも抱いた気持ち。

全てが同時に起こることがあり得ないもの。

自分が少しでも手放したくないと思ったものは、同時に手に入れることが叶わない。


結局のところ、
「未来を決めるのは今ではない」
「もっと先にいいことがある」

そんな夢物語を見て、
自分のひとつひとつの気持ちに向き合ってないと言える。
かもしれない。


自分はこれからもきっと
たくさんの「永遠の一瞬の気持ち」に出会うだろう。

その中でどれを未来に続いていくものにしたいのか、
譲れないものとして大事にしていきたいのか、
これから見つけていけるようになりたい。

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