見出し画像

「生き急ぎ過ぎている」と言われた人の話

「(私)さんは生き急ぎ過ぎているように見えるよ」

数ヶ月前にカウンセラーの方に言われた。
それは今年言われた言葉の中でも、深く自分の中に残った言葉だった。

なぜそう見えるのか。
そうだとしたらなぜ自分は生き急いでいるようなことをしているのか。

生き急いでいるつもりのない私が少し立ち止まって考えてみる話です。


なぜ生き急いで見えるのか

生き急いで見える理由は自分の普段の行動を振り返って
客観的に見つめ直せばいいだろう。

私はおそらくだが、時間の使い方として、他の人より本業に関係することか食べること寝ることの割合が大きい。

朝起きで研究室に向かい日付が変わる頃に帰る。
家ではご飯を作る。寝る。洗濯や片付けをする。

合間にYouTubeで音楽を聴く。ちょっとゲームをする。
それくらいしかしない。

休みの日に1日使って出かけるとか、
1日中ゲームするとか、
そんな過ごし方をすることがない。

その過ごし方をした場合、自分の中に罪悪感が大きく残る。
「もっと有意義な時間の過ごし方があっただろうに」と。

遊ぶとしても本業に関することをどこかに組み込まないと落ち着かない。

つまり、私は余暇を楽しむことができる余裕がない。
この話は以前した気がする。重なっていたら申し訳ない。

余暇を楽しむことができないから、
それに対して後悔や罪悪感を抱くから、
本業に関することあるいは生活関係のことに時間を割く。

そのような考え方や時間の使い方をしているから
「生き急いでいる」と言われたんじゃないだろうか。


なぜ生き急いでいるのか

ではなぜ罪悪感を抱いているのだろうか。
あるいは罪悪感を抱くほどに余暇を楽しむ余裕がないのだろうか。

理由の候補として、パッと3つ自分の中で思い浮かんでいる。

1つはどこか自分の命果てる時が早いと未だに思い込んでいるから。

これまで自分は挫折経験とかの中で、大学生として生きている姿、あるいは社会人として生きている姿というものが描くことができなかった。

その中で、じゃあ今を生き急ごうとしているか。
それ1つ目の仮説。

だけどこれに関してはあまり自分の中で納得していない。

なぜ将来を見据えた挑戦や積み重ねにも取り組んでいるのか自分の中で説明できないことが理由の1つとしてあがる。


2つ目の候補は、早く自立した存在になりたいから。

大学院生に進んでまで何を言っているのか。
そう思う人もいるかもしれない。

だけど客観視すると、より生き急ぐようになったのは大学院に進学してからのことだと思っている。

少し未来を見据えられるようになった時期と重なっている気もする。

そうだとして自立をした存在になりたい理由は何か。

これまで迷惑をかけてきた人に、力を貸してくれた人の力になりたいという思いがあるから。そして重なる点もあるけど、自分がなりたい姿に近づくことができると考えているから。

私は力になりたいと思った人の力になれる人になりたい。
それは自分の専門領域であろうがどうであろうが。

ある種私の夢は神みたいな全知全能の存在になること。
自分ができることに限界はあるし能力にも限界がある。

だから在りたい姿は正直実現できるとは思っていない。

けど、少しでもそれに近づきたいという思いは強い。
その思いを現実のものにするために、取り組んでいるところは多少あると考えたのが2つ目の話。


3つ目の理由は単純なもの。
単純に、罪悪感を感じる機会を減らしたいから。

自分は余暇を感じることで罪悪感を感じる。
その理由はわからないままで、ただそれを感じることを避けるための行動をとっているという考えだ。

ここまで来たら価値観の考えだと思う。
あるいは自分の深層心理に気づいていないだけだ。

生き急いでいることに嫌気がさした時にでも、もう少し真剣に客観的に見つめ直すことをした方がいいかもしれない。


生き急ぐことはやめたい

正直3つの仮説を出したが、これが合っている!
という感覚のものはない。

そしてそもそも論として私は「生き急ぎ過ぎる」ことも「生き急ぐ」こともやめたいと思っている。

何にもない日を穏やかな心で楽しみたいし、
楽しいことをしていることに罪悪感を覚えたくない。

結局この文章の中では、自分がどうしたらそこから解放されるのかはわからなかった。

今年感じた大きな自分の課題で来年からどう向き合うのか。
それが気になったので年末に書き留めた。

生き急ぐことはやめたい。


【余談】

今日はとてもいい天気で、外でコーヒーを飲みたかった。
けど修士論文の進捗がそれを許しくれず泣く泣く研究室に帰ってから飲んだ。

目を通してくださっている皆様はどのような過ごし方を年末に、あるいは今最近しているでしょうか。

自分の今の願いとしては31日くらいは穏やかに過ごしたいと思ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?