【新社会人】今持っている内定先への気持ち【22卒】
現在22年3月に修了するべく論文執筆に取り組んでいるが、その論文執筆の動機を支えてくれているのが内定先に対する思いである。
最近ついに内定者に対するプログラムが終了し、入社に向けた手続きや準備が始まったので、ここでひとまず私が今現在持っている内定先への思いを書き留めておく。
私にとっての決め手
「今の内定先に決めた決め手はなんですか?」
そう聞かれた場合私は性格が悪いので、
「人で選びました」と一度は答えるかもしれない。
そんな冗談は置いておく。
確かに人で選んだ側面はある。
それは否定しない。
だがせっかくなのでそれ以外の側面を書き留めたい。
前提として、今の内定先は私の就職活動の軸とは合致していた。
あとはそこに決めるかどうかであった。
その上で私にとっての決め手となったのは、
・社員として一個人を大切にしてくれていると感じた
・具体的に自分がどのようにキャリアアップしたいのか、その像をしっかり持って取り組むほどそれを後押ししてくれる環境であると感じた
真っ先に思いついたのはこの点であった。
選考を受ける学生は未来の社員候補
就職活動をする中で、正直就職活動生の目線に立てていない企業はあったと思う。
例えば、最終面接まで進んだとしても、
会社のことを理解する機会を全く提供していない企業がその例だ。
自分から能動的に情報を得ることは大切とは思う。
全て受動的にもらえるとも思っていない。
だが、一方で全く情報を提供することない企業は、
自社のことを理解して欲しいと思っているのだろうか。
自社で働きたいと就活生に思わせているだろうか。
内定者、すなわち未来の社員候補に対する扱い方接し方は、社員に対する接し方であると私は思っている。
その点、私の内定先の企業はいいバランスをとっていたと思う。
私は能動的にOBOG訪問もお願いしたが、相手の方から座談会などより会社に対する理解を深めるための機会を提供してくれた。
自分の熱量が相手からも同等あるいはそれ以上に返ってきていたと感じる。
他にも、面接のたびにフィードバックをくれたことも鮮明に覚えている。
選考を受けている個人を大切にしている印象が残っている。
向こうが会社や社員についての情報をオープンしているからこそ、自分とのすり合わせができて不安を軽減できたと選考を通じて感じた。
今の自分のモチベーション
私の内定先のイベントに参加した際、ある1人の社員さんは入社して最初の2年ほどは戦力としてあまり認識していないと述べていた。
あくまで1人の社員さんの話だし、そこまで重く受け止めていないが、「自分との無力感との戦いが考えられるのか」と思ったことを覚えている。
つまりモチベーションを高める以前の話なんだなと私は思った。
私は人の足を引っ張ることに対して人一倍抵抗感があることから、その期間は気持ちの面で結構大変な時期になるだろうと考えている。
その無力感を少しでも軽減するために1つのことを大切にしたいと考えている。
1つ目は、できることを1つでも増やすことを例に、毎日積み重ねたことを記録し、小さな自分の成長を実感する日々を大切にすること。
その積み重ねが結果として、長期的な視点で見たときに1番土台がしっかりした近道になると考えている。
正直上の内容だけじゃモチベーションが保てない。
だからちょっとした野望が1つある。
1年目の社員として、新卒採用のイベントに関われるようになりたいなあと思っている。内定先の企業は希望をすれば、広報などを含む採用活動に関与させてくれると聞いている。
これは、自分に対して多くのものや機会を与えてくれた、私を担当してくれた採用担当の方に対する恩返しとして。
そして、願いや強い意志を持つ人を応援したいと思う一人の人として。
自分の今のモチベーションは、自分を採用してくれて機会を与えてくれた人に対して、何かを返せるように成長すること。
結びに変えて
新卒採用には、まだ学生である私が本質的には理解することができていないほどの莫大なコストがかかっていると言う。
具体的に聞いたことがあるのは、新卒を採用することはすなわち2億円の買いものをすること。
しかし、このように言われる時代からは変化が起きていると新卒採用の選考を受けた立場から私は考えている。
上記で述べたように、採用してくれたことに対して報いたい気持ちは強くあるが、それは自分が何かをもらえる範囲の中の話である。
無償でずっともらう側にありたいとは思っていない。
何かを与えた時に、何も返ってくることがなければ、あるいは返ってくるものに魅力を感じなくなった時に私はその環境から離れると思う。
他にも、報いること以上に大事なものがあると自分が思った時にはその環境から離れるだろう。
それがお金だったり、自分のしたいことだったり。
40年お世話になるか、20年お世話になるか、10年お世話になるか、5年お世話になるか。はたまた数ヶ月しかお世話にならないかもしれない。
そんなネガティブなことも書いたが、とりあえず、1番言いたいこととして今の私は内定先に対する感謝の気持ちだ。
自分を採用してくれただけでなく、様々な素敵な人と出会う機会を与えてくれている。学びの機会を与えてくれている。私の環境が変わることに対する不安を軽減してくれている。
余談
出だしで「あれ?まだ修士論文書いてないの?」って思ったかもしれないが、これ12月に描き始めた下書き。今日になって改めて続きを書いた。
先日最後の担当人事との定期連絡があった。
それ自体は悲しかったけど、「入社後もまた連絡していいですか?」って聞いたら「いいよ」と言ってくれたので、とても嬉しかったです。
他人を行動のモチベーションにすることは危険であると聞くが、やはり自分はまだ自分のために頑張ることが十分にできない。
03/31:投稿日追記
このnoteは1ヶ月前には投稿したつもりでいました。
今日入社式前日談みたいなの書こうかな〜って下書き見たら残っていて驚いた。
むしろ思っていたよりちゃんと書いていて読み返す中で少し感心しました。
もう少し踏み込んだことを書いてみたいと思ったり。
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