見出し画像

パリをお散歩~そごう美術館ロベール・ドアノー

 今日は写真展のご案内。

 横浜駅直結の百貨店、そごうの六階に美術館があります。そちらで2020年3月15日まで開催しているのがフランスの写真家ロベール・ドアノーの写真展です。

 みなさんもちょっとおちゃめなピカソの肖像写真や、看板にも掲載されているパリのまちなかで口づけをかわすカップル『パリ市庁舎前のキス』をご覧になったことがあるかもしれません。後者は、恵比寿ガーデンプレイスにあるTOP MUSEUM(東京都写真美術館)の建物の壁に大きくプリントされているので、そちらで記憶されている方もいらっしゃるかも。

 ロベール・ドアノーは、パリに住み、町並みや人、そして同世代の作家たちを写真に収めました。その中から今回は5つのテーマでその魅力に迫っています。「恋人」「街路」「子供達」「酒場」「芸術家」といったそのカテゴリーは、パリらしさももちろんですが、あまり恵まれなかった子ども時代だったことから早くから家庭をもつことになるドアノーの、子どもたちに向ける視線と距離感にぐっときます。

 今回は、京都にある何必館のコレクションを展示していますが、それに加えて、何必館の方がパリを訪れ、ドアノーの作品を管理している娘二人との対話映像が新たに展示されています。そちらでは娘たちが、父親として、そして写真家としてのドアノーを語り、その人間性に迫ります。そこから感じられるのは、娘たちを始めとした被写体への愛情、距離感でしょうか。

 期間中は、ドアノーを題材にした映画上映やトークイベント、プリントのワークショップなども開催されています(詳細はリンク先)。おりしも開催期間中には、横浜は街をあげての写真月間、2月27日から3月1日には、パシフィコ横浜と大さん橋で、CP+2020という大規模なカメライベントも行われます。

 ぼくもお気に入りのシェアサイクル:ベイバイクをつかって、早春の横浜で写真を楽しんでみませんか!

何必館コレクション ロベール・ドアノー展
2020年3月15日まで 横浜そごう6階そごう美術館にて
10:00~20:00(入館は閉館30分前まで) 会期中無休
観覧料 一般 1000円 / 大学・高校生 800円 / 中学生以下無料(ぐるっとパス2019で一回無料)
アクセス JR横浜駅東口徒歩5分 詳細はリンク先を
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum

CP+2020 2020/2/27-3/1 パシフィコ横浜/大さん橋ホール ウェブ事前登録無料 詳細はリンク先を http://www.cpplus.jp/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?