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動画講座を受講してわかったVOICEROIDの利点

YouTube隆盛の時代っぽい昨今、動画で講座や実況が配信されることが増えてきた。
かくいう自分も先週末くらいから東京ネームタンクのネームできる講座という漫画作りの動画講座を受講しているし、それ以外でも料理レシピ動画や攻略動画、解説動画など、とくに動画好きというわけでもないがよくよく考えたら日常のあちこちで「何かを説明している動画」を見る機会は増えた。

さて、動画の一ジャンルに「VOICEROID解説」というものがある。
機械音声が解説を行う「ゆっくり解説」からの流れを汲むジャンルで、音声読み上げソフトのVOICEROIDを用いた解説動画の一群を指す。

このジャンル、一般に肉声の解説よりも動画制作に時間が掛かるが、扱いとしてはどうしても肉声の後塵を拝させられている感があると感じていた。

なのだが。
ふと、いろいろ解説動画や講座動画を見る中で、
「あれ?VOICEROID、人が喋るより良くない?」
と思うメリットを発見したので、買ってよかった!の感想がてらまとめておく。

VOICEROIDは聞き取りやすく作られている

人の肉声は千差万別だ。
皆が皆声優やナレーターのように聞き取りやすい声の人ばかりではない。
その点、VOICEROIDは初めから聞き取りやすい声の人を使い、聞き取りやすいようにチューニング・プログラムされている。
未調整の状態で喋らせても、びっくりするほど自然だ。
歌と喋りという差はあるが、初期の頃の初音ミクの調整にPさんたちが苦労して、それでも時折聞き取りづらいフガフガした音声になっていたのと比べても、彼らは機械音声とは思えないくらい聞き取りやすく話してくれる。

聞き取りやすいとはどういうことか?

聞き取りやすい、と言われて「でもVOICEROIDは機械音声っぽいじゃん。なめらかじゃないしどうしても不自然に聞こえる」と思う人もいるかもしれない。
けれど、聞き取りやすさと、音声のなめらかさは別問題だ。
生身の肉声はたしかになめらかだ。
だが、滑舌が悪かったり、声質がどうもキンキンしていたり、逆にボソボソとしていたり…自分もそうだが、いわゆる気持ち悪い声だった場合、なめらかだが聞き取りづらい、長時間聴いているとイライラして内容が入ってこない、という問題が生じる。
これでは、せっかく解説や動画を作っても、動画内容以前の問題で見てもらえない可能性がある。

VOICEROIDの利点はここにある。
キャラクターにより多少差はあるが、総じて大衆受けの良い声で、「こいつの話はためになるけど声がな…」という現象を起こしにくい。
解説や説明に非常に向いているのだ。

VOICEROIDと肉声の併用という試みのすごさ

YouTubeのイラスト講座系チャンネル「天川詩月のゼロからでもおk!お絵かき講座」さんでは、投稿者とVOICEROIDの声を併用している。
先程肉声は当たり外れがあるので諸刃の剣だと言ったが、もしもとから投稿者の声が聞き取りやすく親しみのあるものだった場合、VOICEROIDと組み合わせることで相乗効果を得られる。
このチャンネルで併用している姿を見てそう実感した。

自分の声が嫌いでもVOICEROIDがあれば解説動画が作れるという希望

これです。
これが言いたかった。
長年自分の声が苦手だった勢からすると、VOICEROIDという声帯を入手したのは本当に正解だった。
今のところバリバリ解説動画を作るマンになる予定はないけれど、もう自分の声を理由に躊躇わなくて済む。
(今のメインの用途はdiscordの読み上げだが、それだけでもめちゃくちゃ便利だ)
欲しいなー気になってるなーという人には、是非1人でいいからトライしてみて欲しい。

私は最初イタコ姉さんが欲しかったのだが、弓鶴くんも欲しくなってしまい結局二人買いました。
別に動画作らなくてもVOICEROIDはたのしいぞ。

おまけ:弓鶴くんとイタコさんのボイスプリセット動画作ったやつ

動画で使ったプリセットの使い所などはブログ詳しく解説しています。

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