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ワンカットオブザデッド

映画『カメラを止めるな!』観てきました。超絶面白くて後味もサイコーでハッピーなので何度でもイケる最高の映画だ。何でも初めは数少ない上映館でスタートしたらしいけど、徐々に拡大しうちの近所(というほど近くないけど)の映画館でも上映がスタートしたので満を持して観に行った次第です。ちなみにシアター一つ貸切って一日に6本くらいフルで上映していて、自分は昼一に観に行ったけど学生、カップル、親子連れ、お年寄り夫妻と層が幅広く、ほぼ満席でした。一見マニアックなこの映画にこれだけ人が集まるなんてスゲー。そしてマジで笑いが絶えない上映でした。

微妙にかわいげのある黒文字フォント、何とも言えないキャストの表情、黄色に血の赤が映えるビビットなポスターを見た時点で「こいつは無視できない映画だ…」と思いました。これは個人的な話ですが、予告を観る以前にポスターやキャッチコピーだけで観ることを決断した映画は少なくない(いわゆるCDのジャケ買いとかゲームのパケ買いに近い)。『カメラを止めるな!』はまさしくそういう映画で、なんというか、存在圧が強い。

事前情報としては、①低予算映画 ②ゾンビがでるらしい ③ワンカットパートがある の3点だけ知った状態で予告も観ていませんでしたが、いい意味ですべて裏切られる展開や構成の連続で、むちゃくちゃ最高な96分間でした。96分というのも絶妙で、人間ドラマ部分はもっと掘り下げられたはずなのに、最小限に抑えて2時間以内に納めたのはすごい英断。あのワンカットの中にあらゆる情報を凝縮させた手腕はさすがとしか言いようがない。

すみません、キャストの方々は全員初めて見る人たちばかりでした。しかし、それゆえにそれぞれの役へのハマり具合が尋常ではなく、あの映画の構造上、演じるということの難しさと、それを軽々と飛び越えて完璧な映画に仕立てた俳優の方々のマジさがすごい。出演者全員がギラギラした狂気と本物の汗をダラダラ垂らした37分間の圧倒的熱量。

あんまりダラダラ話していると中途半端なネタバレをしてしまいそうなのでこの辺で留めたいと思います。他にも素晴らしい感想記事を書いている方々がいるのでご紹介。

とにかく『カメラは止めるな!』は映画館で観てほしい。あれほど映画に真摯に向き合った作品は今まで観たことがないし、応援上映でもないのに劇場全体があたたかい一体感に包まれる映画は他に類を見ない。しかも、①低予算映画 ②ゾンビがでるらしい ③ワンカットパートがある だ。この3つの熱々ポイントだけ引っ提げてぜひ映画観まで足を運んでほしい。とりあえず今のおれが言えることは「ポン!」ということだけだ。


余談:Tシャツめちゃくちゃ欲しいんですけど映画館でそもそも売ってなかった……。映画館の物販って基本通販しないし、粘り強く情報をチェックし続けるしかない……。


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