見出し画像

海底の痕跡

過去、未来、現在。
さまざまな軸がレイヤーとして重なるこの多次元世界では、時空を超えた痕跡は、ときに信じられないほどのインスピレーションやブレイクスルーポイントを与えてくれる。今回はSFをテーマにしたゲーム、「Horizon Zero Dawn」の視点を持って、いにしえの痕跡を辿ってみたいとおもう。

Horizon Zero Dawn
2060年代人類が開発した軍事用ロボットが人類に反旗を翻し、あらゆる地球上の生命体を死滅させてしまう。
そして数千年後、人類の最期の望み「Horizon Zero Dawn」プロジェクトにより、人工知能が独自にプログラムしたロボットを活用して、生態系を再生させ、保存した遺伝子から人類を再生させる。
時を超えて蘇った人類が何世代も交配を繰り返し、彼らからはすっかり記憶が抜け落ちていた。
彼らの目の前に広がるのは、巨大な耕作ロボットと失われし文明の跡。
数千年前どれほど文明が進んでいたのか、彼らは知る由もなかった。

今現在のこの時代。
我々は知的生命体としては果たして何代目なのだろうか。
(知的生命体というには痴がましいレベルなのかもしれないが)
足元には気づけずとも、天の目を使えば見えるものもある。

Googleの眼

Google Map では数々の遺跡が発見されている。
ナスカの地上絵もいかほど増えただろうか。
地上は開墾され建物が築かれ、森林などもあり隠されてしまっているエリアが多い。極めて環境変化が少ない場所、それは海底だ。
ということで、今回は海底の興味深い痕跡について調査していく。

はっきりと見える街のような跡

35.048327, 24.233362

クレタ島の南西を見てほしい。
非常に規則正しく並んだ街の跡のようなものが見える。
ただしこの小さなドット一粒が300m級のものだ。規則正しく東西南北のグリットが引かれている。ピラミッドもそうだが、数千年前の建造物はみな東西南北にきっちりと併せて設置されている。

海底に沈んだ街があるアレクサンドリアにも同じようなものがある。
同じようなサイズ感から、時代は近い可能性もある。
東西南北グリットにあって規則正しい。

背骨のような立体構造物の痕跡

29.023398, 129.319779
31.654846, 129.471960

両脇に小骨のような出っ張りがある細長い背骨のような形状。
長さは皆50km程度で、小骨のように見える突起部分は500m程度。
横幅は突起を入れて2-3km程度といったところだろうか。部分部分埋まっているようで、つながった長い一つかもしれない。
九州以南の島近くで複数確認できる。
とても直線的なフォルムなので人工物ではないだろうか。
非常に巨大だが、道と街が合体しているようにも見える。
コロニーのようなものだろうか。
世界のかなりの地域も見回したが、このエリア以外では同様のものは見つけられなかった。
このライン状のコロニー…実は今現在すでに計画が上がっている。
NEOMのThe Line。
全長170km、幅200mのこの都市設計は痕跡と類似した規模感だ。

海底ケーブルについて
海底を這うといえば海底ケーブルがある。自分もあまり大きさのイメージがなかったが、ケーブルの太さはなんと2cm。補強で包んでいる素材を入れたとしても数センチ以内なので、現状Google Mapでは視認できない。
海底ケーブルに関してはこちらで配置場所を確認できる

テクスチャーのような痕跡

中央上部と下部に二箇所ある
41.120636, 138.554978
40.133612, 138.258812

秋田県の西、100kmほどの位置に、ドット模様のようになっている箇所が二箇所ある。立体的で10km弱のエリアの中に1粒500mほどの粒々が並んでいる。
俯瞰で見れば、巨大な芋虫が這った後のように見える。
しかしそこに現れた模様は非常に規則正しいものだ。
感覚で捉えるなら、元々は全てがドット模様で覆われている表面があり、その上を薄く地殻がコーティングされていて、この生命体のようなものが削ることによって内皮が現れた、そのような印象を受ける。

-44.274949944433175, 147.99314896786498

タスマニアの南にも一部類似した痕跡を発見した。
こちらは立体的な凹凸のある場所の上がドットで埋まっており、表層を剥がしたようには見えない。
土地をならしてそこに刻み込んでいるかのような印象もある。
そもそもこの突起はなんなのだろうか。
メッシュ的な模様なのか、それぞれ独立した存在なのか。

浮遊しているかのような動的な痕跡

実は、突起状の物体群は、イタリアのコルス島付近やスペインのイビサ付近にも点在して見られる。

42.792669485762225, 7.324731326175042
39.088202167469284, 1.7349522502582608

規則正しく並ぶというおより、角度などもランダムに群生しているように見える。この粒自体が可動性のものなのだろうか…例えば船体を量産できるものがあったのかもしれない。
一段高い大陸棚付近に集中していて、沖合に行けば行くほど間隔が広く拡散していくように見える。

Horizon Zero Dawnでは、地球環境が悉く破壊された後に、土地を耕す開墾用のロボットたちを大量生産するため、完全に独立した機械による生産工場が存在している。
移動型の巨大な船、あるいはロボットたちの可能性もあるかもしれない。

ピラミッドのような痕跡

24.832216, 124.102869
24.832216, 124.102869

石垣島の北方20-30kmのところに二本のラインで挟まれたピラミッドのようなものがある。左下には塀のようなものに囲まれた2つの平行に並んだオブジェクト。こちらは1つ当たりの大きさは1km四方といったところ。
右上にも不自然に囲まれたエリアがある。
中央のピラミッドのようなものは5km程度の大きさだ。キャップストーンが欠損してるように見える。

エジプトの三大ピラミッドは、東西南北に合わせて配置されている。
石垣北の方は、横の縦棒のようなものはきっちりと南北を向いており、それらとピラミッドの建築年代が異なることも考えられる。太古の歴史を保護するような感覚だったのかもしれない。

19.692758, -98.843632

少し場所を移動して、テオティワカンの太陽のピラミッドを見てみよう。
これも東西南北はずれており、遺跡全体がその軸で構成されている。
ずれの角度は15度30分であり、石垣島北のピラミッド状構造物と角度が一致する。テオティワカンのピラミッドがずれている理由は、メソアメリカの宇宙観で1年が260日で設計されているから、ということらしい。

考察

こうしてみると、改めて多種多様な痕跡に気づかされる。
特徴的なのは圧倒的な大きさと数だ。
人類の古代史の観点で見ると「ありえない」の一言で終わってしまうだろう。小さな単位でも500mなど現人類の建造物でもかなりの大きさのレベルのものが、そこらじゅうにある。ただ、これを当時の科学力では不可能だというお粗末な推測だけで無視するのはあまりに非科学的ではないだろうか。
そしてもう一つ気になったのが角度だ。
なぜか少し東西南北からズレがあるケースがあり、それは別時代、もしくは別の文明ではないかという仮説が立てられる。
ズレがあるものの方が時代としては古く、それらの教えを受け継いで一部新時代、つまり我々の時代にも造られた、ということもありえるかもしれない。

地球はかつて高度な科学文明によって利用された存在だったのだろうか。
そしてその際も大きな危機によって破滅したのか。
あるいは海底で生きながらえているのか…
南極の陸地を記していた「ピリーレイスの地図」は、衛星レベルの高さから見た歪みが反映されているという。
ブラックナイト衛星は今も回っている。

私たちもまたHorizon Zero Dawnのように、空も海もいにしえの者たちの痕跡に囲まれながら生きているのかもしれない。

このほかにも面白いものを見つけたのだが、ありすぎて今回は掲載しきれなかった。また次回気の向いたタイミングで調査をしよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?