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日常にカメラがあるだけで

僕と付き合いの長い人はご存知だと思うのですが、割とどこに出掛けるにも、集まりに行くのにも、カメラを手にしていることが多いです。

普段からカメラを手にして、自分の体験をなるべく等身大で誰かに伝える。それがとてつもなく楽しいんですよね。

僕自身、好きなこととか、飛び抜けて得意なことはなかったのですが、このカメラを持って体験を切り取る、は結構好きなことだと思います。

「うわー! この瞬間、切り取りたい…! 」って思った瞬間、意外にも走ってその場所に向かってシャッターを切ったりするくらい。

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先日みんなでいった長野のThe Sauna。サフレ(サウナフレンド)の84kenさんが、とてつもない湯気を身に纏いながらサウナの中から現れ、そのまま水風呂に向かって行った様子を目撃した瞬間、「これは写真に収めたい!! 」と衝動に駆られて、シャッターを切りに走りました。

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サウナの中も至高の空間で「ここはフィンランドか…」と錯覚するほどの雰囲気を醸し出しており、これにはたまらずサウナの中でもシャッターを切りました。(今回は貸し切り利用だったので、他のお客さんと一緒の時は撮らないでね)

The Saunaがある「ゲストハウスLAMP」のご飯は、極上オブ極上。どの料理を食べても、「うまい、うまいよ…」と、声が漏れるのを抑えられないほどでした。

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もはや神ハンバーガーの領域の「ワイルドベーコンバーガー」。神すぎて、一緒に来ていた1人はガチで泣いてました。

ゲストハウスLAMP、そしてThe Sauna。みんな死ぬまでに100回は行ってね。最高すぎて爆死するから。


なんか、僕がカメラで日常を撮影していくのは、単純に「目の前の体験を伝えたい! 共有したい! 」っていう動機なんですよね。

自分が撮った写真が作品として評価されるのではなく、その写真を見て思い出して笑ったり、誰かに体験の素晴らしさを伝えたりしたいなって思うんです。

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この日にやったサウナが気持ち良すぎて、呆然とする人を撮影してその最高さを伝えたり、

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素敵なカフェの居心地の良さを伝えたくて、くつろいでる親子を撮影したり、

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すげーうまかったそうめんの伝えたくて撮影したり、

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本気でぶつかりあう山車に圧倒されて、その迫力をなんとか伝えたくて撮影したり。

振り返ってみると、僕が撮っている写真全てが「その場の体験を伝えたい」という動機から撮影しているものばかりでした。

伝わることこそ、自分の承認欲求なのかも、とも思いましたね。

だから、自分の体験以上の写真は基本的には撮れないし、加工して盛って見せようとも思いません。自分の体験そのものを等身大に伝えて、「楽しそう! 」「おいしそう! 」「気持ちよさそう! 」って思ってもらって、欲を言えば実際に体験しにいってもらう、みたいな行動まで繋がったら、昇天するほど嬉しいなと。

業界的には、この「言ってみたくなる」「食べてみたくなる」を引き出すのが“シズル感”を出す、と言いますが、多分僕はシズル感のある写真が好きなんだと思います。

もっというとシズル感のある文章も好きかも。

最近はご無沙汰しておりますが、こういったお出かけ記事もよく書いていました。このおふろカフェの記事なんか、「行ってみたい!! 」というポジティブな反応がめちゃくちゃ多かったです。改めて読み返しても、めっちゃシズル感に溢れる記事ですね笑


日常にカメラがあるだけで、人にたくさんのことを伝えられるようになる。そして、たくさんの人の思い出を残せるようになる。その思い出を仲間が人に伝えてくれる。それで僕たちの体験は、どんどんとたくさんの人に伝わっていく。

これが全部、僕のよろこびになる。

そりゃ、カメラはやめられないわけだわ。

カバー写真:サリーちゃん

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