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地方の課題解決のアイデアは供給過多で渋滞している

地方の課題を解決する様々なアイデア。

「〇〇と△△をマッチングさせるプラットフォームを作れば、全員がwin-winになる」

「地元の人が気づいてないけど、本当は価値のある魅力を発信して知ってもらう」

まあ、多分ローカルで活動している人はこの手のアイデアはゴマンと聞いてきてるでしょうね。

少し頭のいい人はこんなアイデアをすぐに思いついて「こうしたらいい」って言うけど、申し訳ないけど大体それ「うん、それ知ってる」なんですよね。

ワークショップやったりトークイベントやったり、課題解決のアイデアは供給過多で渋滞している。

でも、どこまでアイデアを出そうが、どれだけスキームを考えようが、結局行き着く先にあるのは「じゃあ、それをやり切るのは誰よ?」です。


地方に限らず、あらゆる企業でも抱えている問題は同じだと思いますが、「自分ごとでやり切る人材」がただただいないだけ。

これを掘り下げれば、日本の教育システムの根幹の課題となるのだろうけど、「自分ごとでやり切る力」を養える環境がないまま時間が過ぎ、それが日本のあらゆる課題山積につながっているのだと思います。

その状況を差し置いて、少し頭のいいおじさんたちが「こうしたら課題解決できる」という“それらしいアイデア”を出すだけ出して、満足して帰っていく。この構造がずっと続いている気がします。

じゃあどうするか。多分どうもできないから、自分は自分で好きなように楽しく生きるしかない。そしてそれが誰かの琴線に触れて、「自分もやってみたい!」という人が出てきたら、それはそれで万々歳。

それをみんながやってたら、多分それぞれで琴線に触れて行動できる人が増えるのかもしれない。

だから、大きな社会課題を解決したいなんて思わないで、目の前のことをみんなが精一杯やりきって行けば、時代のうねりに合わせて、何某の答えが見えてくる気がするわけです。


まあ、でも「地域の課題解決になるアイデアを出して満足する」というプレイなんですよね、わかってました。すいません。

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