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人生の鬼時短〜都市計画・交通の視点から提案〜

最近ChatGPTにお任せの無味無臭の記事が多かったので久しぶりの心をこめた記事を書きます。

鬼時短

このキラーワードをボイシーで知り、私が専門にしている都市とか、交通の視点で実践している人生の鬼時短メソッドを紹介したくなり、筆(PC)を取りました。人生の鬼時短を実践して、家族の時間、自分の時間を獲得したい人の役に立てば幸いです。

本家は、職場の時短についての本です。


1.人生の鬼時短に必要なこと

私が人生の鬼時短に必要だと思うことは、「必ず時短して、もっと豊かな人生送りたい」という意思です。

「家族との時間は世界で一番大切」というマインドを3度の育休、2年間の時短勤務で獲得した私。日々、家族との時間(ご飯、会話、旅行、ゲーム)を確保するために時短に勤しんでいます。

ダイエットや節約と一緒です。漫然とやりたいなーでは達成できず、強い意思と具体的計画を持ちましょう!

以降、日頃から無意識に、敢えて費やすつもりではないのに、使ってしまっているかもしれない時間、それを無くすメソッドを提案します。

2.まずはクルマを手放そう

まず時短のためにお勧めすることは、クルマを手放すことです。
もっと言えば、クルマに依存しない生活をすることです。

「え?本当かよ?」と思いましたよね。

クルマを持っていると、移動時間が短くなり、時短できていると思っていませんか。

もちろんそういう側面もありますが、実は行く場所が郊外に向いて、移動時間が悪戯に伸びていたりします。また持っていなくても、カーシェアがあればカバーできますし、買い物は徒歩圏やネットで済ませることができます。それよりも次のように、余計に自分の時間を使っている可能性があります。ちょっと考えてみましょう。

・購入する手続き:新車なら試乗に行って、交渉して、オプション選んで・・・
・車の定期点検、車検:いちいちディーラーや工場に行ってますよね
・修理:調子が悪くなったら修理に行きますよね
・タイヤ交換:冬はスタッドレスタイヤに交換しますよね
・ガソリン補充:急いでいる時にガソリン無いと焦りますね
・保険契約:どれがいいか、安くならないか考える時間もありますね
・自動車税の納税:まさかコンビニにわざわざ行ってませんよね
・駐車場を探す時間:出かけた先でなかなか駐車場が見つからず探し回ること結構ありますよね

時間だけでなく、クルマを持っていると、脳内のメモリの何割かをクルマに使う必要があります(要は、常に頭の片隅にクルマのことを考えていなければならないということ)。

もちろんクルマが大好きで上記の時間が、むしろ好物なら否定はしませんが、本当に好きで時間を費やしている人がどれくらいいるのでしょうか。

カーシェアを使っていれば、上記の時間はほとんどは必要無くなります。(ガソリンは入れるのがマナーですが、急いでいたり、少ししか乗っていなくて、ガソリンがまだ十分あれば、補充はしなくても大丈夫だと思います。)

ちなみに、クルマを持っていると旅行に行くのも自分のクルマで行けるところになりがちで、旅行の選択肢を無意識に狭めています(私の実家がそうでした)。カーシェアはとても便利で、新幹線や飛行機で行った先の端末交通に気軽に乗れることもありますので、とてもおすすめです。

地方都市に住む人は、いきなり家庭からクルマを無くすことは難しいかもしれません。その場合は、複数台あるうちからまず1台無くすのもいいかもしれません。

2.住む場所を見直そう

クルマを手放すこととセットで考える必要があるのが、住む場所の位置です。

子どもの送り迎え、職場への行き来、日々の買い物、あっちこっち移動して、それぞれやるべきことやって、1日あっという間に終わりませんか?

鬼時短を目指すなら、移動時間をできる限り短縮するため、自宅、職場、子どもの
就学・保育場所、日常の買い物場所など日常よく行く場所が、全て近くにある
ことが理想です。あとはたまにしか行かないけど近くにないと行かないもの(私の場合は銭湯)が近所あると人生の幸せポイント上昇です。

パリの目指す"15分都市"の発想です。

小山市で働いていた時の私は、小山駅西口が最適解でした。
しかし職場が東京になり、家庭の事情で小山に残ることを選択。

小山駅を利用する回数が劇的に増えるので、小山駅近、かつ子どもたちの保育園の近くに、日々の移動時間を短縮させるために引っ越しました。(同じ西口ですが、好きな川辺から遠ざかりました)息子が小学生になっても学童の迎え場所と保育園が一緒のため、子どもたちを迎えに行くのに複数箇所回らなくてもよく、徒歩で帰宅できる。最高の環境です。

理想はカーシェアポートの隣に住みたかったのですが、これは叶いませんでした。しかし利用できるポートは徒歩5分圏内に4つあるし、月に3〜4回しか使わないので、総移動時間で言えば短縮できています。

我が家は、人生で変わっていく移動先(職場や子どもたちの進学先)に応じて住居を変えていくことでしょう。

3.買い物の仕方を見直そう

クルマを使って、安いものを手に入れるために、複数のお店に行って、店の中を探し回って、買い物していませんか?

それめっちゃ時間使ってます。

私は、多少高くてもネット、特にAmazonで買い物することにしています。(地域経済に貢献していなくてゴメンなさい)

最近、長男が小学校進学にあたって、大量に用意する必要があるものがありました。(本音を言えば、お金払うので学校で用意して欲しい、けど個々の家庭の事情があってできないんでしょうね)

小学校と学童で、それぞれ必要だったりして、大量です。
はさみ2、傘2、鉛筆、筆箱、色鉛筆、クーピー、消しゴム、ホチキス、給食用巾着袋、歯磨きセット用巾着袋、雑巾、着替え用の袋2、セロテープ2、のり2、カスタネット、自由帳・・・

全部Amazonで買いました。それも15分くらいでポチポチポチと。
ちょっとやりすぎかもしれませんが、妻から「私だったら悩んで悩んで1日くらいかかる」と言われました。どっちがいいでしょうか?
ちなみに、普段だと、重くて運ぶのが大変なビールや炭酸水、洗剤ものをセール中にまとめ買いしたりしてます。

最近思うのは、包装を解くのが面倒なので、包装無しで送って欲しいなぁと思います。資源も無駄になるし、なんとかなりませんかね。

いずれにせよ、安いものを買うために、複数のお店を回って、やっぱりあっちの方が安かったから、また行こうとかやっていると、時間がいくらあっても足りません。

加えて、ファッションにそこまで気を遣っていない人におすすめは、服をユニクロのネットストアで買うこと。これは、店舗への移動時間、店の中で探す時間、列に並んで会計する時間が短縮されるからです。ユニクロはサイズがわかっていてるので、ネットで買っても失敗が少ないので安心。
私は、職場に行く服も、ユニクロでまったく同じ服を5セット用意してますw(ちょっとスティーブ・ジョブズを意識してます)

何度も言いますが、買い物が好きな人、いろいろな場所に行って比べたい人はなくす必要のない時間です。

4.最後に

本記事の提案を実践することで、クルマを手放すことで生じる様々な煩わしさから解放され、時間だけでなく心の余裕も得られること、住む場所を見直すことで日常の移動時間を大幅に削減できること、そして買い物の方法を見直すことで、時間だけでなくエネルギーを節約できる可能性があります。

よって、注意するべきは、クルマを持つことに費やす時間、移動する時間、買い物している時間、これらが好きならば敢えて無くす必要がないことです。

もっと言えば、料理をする時間、育児する時間、掃除の時間、運動の時間、すべて時短は可能です。では全て時短して無くせばいいのかというと、そうではありません。自分にとって大切な時間は何か、見つめ直して、鬼時短メソッドをより幸せな生活を手に入れるために役立ててもらえれば幸いです。


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