「あなたの席はここです」
案内されたのはいわゆる窓際。
「本日の作業ですが、汁をつけて頂きます」
「汁?」
「例えば三角定規汁とか宇宙汁とか意味汁とか、普段ならつけないであろう言葉に汁をつけ、イイのができたらテキストにメモって終業時にゴミ箱に捨てる、以上です。質問は?」
「……」
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水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。