『コゝロ』

『こころ』――言わずと知れた文豪夏目漱石の傑作だ。ふいに再読したくなり、会社帰りに図書館に立ち寄った。普段は購入派の私が、なぜかその日はふらりと図書館に立ち寄ってしまった。色あせた表紙。古い本独特の匂い。帰宅して早速本を開くと、中からひらりと白い紙切れが舞い落ちた。

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。