『既朔』

細く尖った二日月を見て「神様が爪を切ったんだね」と言って微笑んでいた君。その一番近くにいれたのは僕のはずだった。昨日までは。
つき

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。