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あざえ大全

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ちょっとだけ真面目な記事のまとめです。
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#哲学

もつべきトラウマ 幼い自分のこわいもの

心身に支障をきたしたり、その後の人生が悲観的になるような、立ち直れなくなるような、そんなトラウマは経験してほしくない。 でも、「これこれ!トラウマなったやつ!笑」というレベルの体験は持っていると大切な財産になると思っている。 ※これは本来のトラウマの意ではないが、我々は日頃このような使い方をしている。 幼い頃に観ていた教育番組のあるコーナーだけが怖かったとか、 その曲を聴くとなんとなく怖くて泣いていた、などというもの。 ネットを徘徊しているとこのような書き込みが無数にあ

陶酔 『アデル、ブルーは熱い色』(2013)より

私がこの映画を観たのは半年ほど前のことなのですが、ふと思い出すことがあったので、この気持ちを書き記しておきたいと思います。 この作品は2013年に製作された、アブデラティフ・ケシシュ監督によるフランスの映画です。 ヨーロッパらしい、フランスらしい、哲学に軸を置き展開する、非常に文学的な芸術作品だと感じました。とても美しくもリアルだった。 私的解釈で簡潔に述べると、美大生に哲学の手ほどきを受ける文学少女が描かれています。 主人公のアデルはあと少し何かが違えば、爆発的な何

チャーキおじさんと少年① なんで勉強するんだろうね?

少年: ねぇ、チャーキおじさん。 チャーキ: なんだい? 少年: なんで僕らは勉強するんだと思う?将来役に立つから? チャーキ: そうだね、そういう理由もあるね。大事なことだよ。 少年: でもさ、子どもの頃に勉強した内容は何も役に立ってないっていう大人たち多いよね。じゃあ、自分の生きたい学校に行って就きたい職業に就くためなのかな。でも、そんなのも大事じゃないっていう人たちもいるんだよ? チャーキ: そうだね、そういう考えもあるね。大事なことだよ。 少年: 僕は勉強

河合隼雄さんの『日本人の心』を読む。

自分の中にある浅はかな知識、知恵、思考力をもって考え、慌てふためく。混乱する。 さらに困ったことに、私はそれを言語化する術を持ちあわせていない。 あぁこんなんじゃもう日本は終わりだ!殺されちゃう死んじゃう怖い!いやだ!死にたくない!なんでみんな平気なの!おかしいよ! 過剰な反応であることをわかっていながらも落ち着くことができない。 結果、排他的になりヘイトの塊と化す自分。 そんな中、河合隼雄という彼は、 あんたの中でぐじゃぐじゃと蠢き燻っているのはこういうことでし

履修登録は楽しい

あえて今まで言ってこなかったですが、あざえは大学で哲学などを学んでいます。 大学なので学費は当然高く(他の私立大に比べればそんなにですが)、夏休みにフルタイムで働いても年間の学費の4/1にも満たないです。 うちは裕福でないのでこの歳でまだ働いていないことが申し訳なくなりますが、大学での学びは本当に楽しいのでなんとか卒業までおりたいと思っています。 学費が高いと言いましたが、価値に対して高すぎると言っているのではありません。むしろこんなに充実しているならこれくらいかかって