僕はこれが嫌い
そうだ好きだ。
これが好きだ。
誰も何も見えていないこのときが。
見えている気になっているのはあんただけだ。
そうだ。
これを見せたいのも僕だ。
何もかも見せたくなる。
そしてこれを我慢しているのも僕だ。
我慢なんだろうか、我慢じゃなくて、ただの。
いつからか気づいた、
誰かがいつか気付いてくれるのを待っているだけなんだと。
我慢してるつもりだったものは実はたいしたものじゃなかった。
気付かれるのを待つほどの代物でもなかった。
見せたら思慮が下がるとか、上げてもどうしようもないのに。
せめて、どうでもいい日に生まれていればよかったのに。
そんな日にはまだならないつもりらしいから。
もう少し遊んでいればいいよ、知られないまま。
このタイトルはきっと違くて、きっとまた来る。
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