見出し画像

本の要約サービスを利用して、本を購入することが増えた話

「ファスト教養」という言葉を知っていますか?
ある記事によると、以下のように書かれていました。

ファスト教養とはレジー氏による造語で、簡単に言えば自分の人生や他者との交流をより豊かにするものだったはずの「教養」が、いつしかビジネスパーソンがスキマ時間でできるスキルアップの材料として扱われ、「カネ儲けの能力」という意味合いに変換されてしまった状況のことを指す

エリート会社員も気に病む「無限スキルアップ地獄」、それを煽る「ファスト教養」の圧力…時短とクオリティを両立する情報摂取は本当にできないのか?(前編)|FINDERS|あなたのシゴトに、新たな視点を。

本の要約サービスを利用して

私は、本の要約サービスを利用しています。
このサービス、約10分で本1冊分が理解できるよう要約されているといったサービスになります。
正直、はじめは「10分で1冊分読めるなんて、すぐに知識が増えてめっちゃいいじゃん!」という気持ちだったんですよね。効率的に知識を習得できるし。
おそらく私は、はじめはこのファスト教養として、たくさん知識を得たかったのだと思います。

ただ、利用するにつれて、逆に本を購入する機会が増えてきました。
要約を読むことで本の魅力を簡潔に理解し、さらに深くその内容を知りたいという欲求が生まれてきたのです。
結果として、要約では得られない詳細な内容や、著者の思考に触れるために、実際の本を手に取ることが増えました。

決まりきった答えが欲しいんじゃない

本を読んだり、本を通して対話をしたり、職場の人以外の人と関わることがこの1年でめっちゃ増えました。
すると、今まで「得だから」「自分のためになるから」と思って頑張って知識を習得しようと思っていた気持ちが一気になくなったんですよね。

1冊の本の「決まりきった、みんなが知っている答え」よりも、要約には書かれていない自分にとって、心に残った1文や表現を探してみたいと思うように気持ちが変化していきました。
そして、それぞれ心に刺さった箇所を読書会で話し合うことがおもしろい。

要約サービスを利用して全体がどんなものなのかざっくり知り、おもしろそうだな、と思ったら
その本から自分にとっての最高の1文や表現を探すために、本を買う。
だから本を購入する機会が増えたのかなぁと。

というわけで

最近自分の中で、効率的に何かを学ぶということに疑問を持っているのかわかりませんが、今日はこんな記事を書きました。

家事は効率的にこなしたい気持ちは変わらないけれど…(笑)

ではまた!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?