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暗黙の自由を明文化する悲しさ


もう何十年前の話ですが、ダウンタウンの松ちゃんが書いた著書『遺書』でもオチをテロップに流す事に抵抗を感じていたそうです。現在では見慣れた光景ですが一つのギャグを作るのに時間をかけた芸人さんも少なからずいますので、その当時は『芸人さんの気持ちも少しは考えてよ。』と思われる方もいたのかもしれません。

 実は、今回の選択的夫婦別姓については既に定着しているお隣の国では見慣れた光景だそうです。だから日本でもやってよ!とそれだけの話にも思えました。日本の文化を知らないがために法制化しようとする事なら止めるべきです。私の現在の仕事も関わる事で、選択的夫婦別姓なんかにしたら郵便局員や宅配に関わる人達の仕事が複雑化して誤配を乱発する恐れがあります。

私の場合、選択的夫婦別姓について法制化する事には反対の立場をとります。ただ、居住確認や転居届などをきちんと出してくれる分には容認しますが、選択的夫婦別姓を訴える人に限ってそう言うことはきちんとしない印象も強いです。これは決して偏見ではありません。長年の経験からの傾向です。

 それに、この日本では多文化共生していると誰かが我慢をしなければならない傾向もあるのかもしれません。明文化すればルールはできますが、逆に些細なところで問題が噴出して、近所付き合いすらもややこしくなります。だから、あえて明文化していないだけかもしれません。仮に夫婦別姓を選択的しても周囲が受け入れて理解してくれる環境が今の日本にはあります。いまの日本で保証されている事を明文化して認めろと言うのは時間の無駄のような気がしてならないのです。


 

 

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