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昆虫食はガラヴィシャである。

 今回は昆虫食について。 以前も昆虫食についてちらっと触れたことがありましたが、アーユルヴェーダの復習をしている中で明確に古典書の中で昆虫に触れられているものを見つけましたので、シェアしたいと思います。

 ガラヴィシャと言う毒の摂取について書かれているところに、『昆虫(Kita)の粉』と出てきています。
 ガラヴィシャとは何か? いくつかの物質が組み合わさることによって毒化する毒のことです。
 ガラヴィシャになるものは、身体の一部(例えば虫歯とか神経を抜いた歯など)、人間や動物の排泄物、毒作用が低下した毒、灰、昆虫の粉末などと言われています。 その他に、良くない食べ物の組み合わせ(ヴィルッダアーハーラ)、季節的(または時間的)に不適切な食べ物の摂取なども含まれます。

 これらは、毒だけど即座に症状を起こすわけではなく、時間経過とともに身体内に蓄積していって、色々な病を引き起こしながら、ゆっくり死んでいく毒になります。

 コオロギの粉末をお菓子やパンやパスタに混ぜると言うような社会的な動きは、人間の寿命を縮めてしまいそうでとても心配です。 コオロギ粉末が入った食べ物は、アーユルヴェーダ的に言うと一種のガラヴィシャになってしまいますからね。
 聖者スシュルタによれば、虫(Kita)の体の粉末を内服したり、またはペースト状にして外部塗布するとガラヴィシャになるとあります。

 ちなみに、ガラヴィシャに対する治療法ももちろん古典書に書かれており、 ガラヴィシャを摂取したことが分かったらすぐに吐いたりお腹を下したりして、胃腸からガラヴィシャを除去します。その後、硫酸銅の灰を蜂蜜と飲んで吐かせて心臓(胃の上部)を浄化し、その後に金の灰を長期間摂取して身体に残留している毒の作用を中和し、心臓を強化することが書かれています。 また、アグニ(消化代謝の力)を上げることもガラヴィシャの対策になります。

昆虫食(ガラヴィシャ)の続きは、こちら。


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