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【エッセイ】月の裏側で

2023年12月27日

今年最後の満月”コールドムーン”

iPhone15Proに変えてから、月の表面の模様まではっきりと撮ることができるようになった。

「ウサギが餅つきしてるしてる」

子供の頃そう言われていたので、はっきりと「あれがうさぎだ」とまで認識出来たことはないけどでも、ほんのりはそう見えていた。

ちなみに月の表面の模様を「ウサギが餅をついてる」そう表現するのは日本と韓国だけだそう。

その見え方は「ろば・ワニ・吠えるライオン」などの動物や、オランダでは「悪行の報いとして幽閉された男の姿」と表現したりと実に様々。

あなたの目に映る月の表面はどんな模様に見えますか?

月と地球の関係

月と地球の関係。

地球は月の引力の影響を大きく受け、月の位置によって潮の満ち引きが起きるのは誰でも知るところ。

私達がいつも見ている月、見えてるのはいつも同じ模様。
それがいわゆる月の「表面」ってやつ。

ではなぜいつも「表面」しか見えないのか。

それは月が地球を1周する間に1回自転しているからで月は自転と公転の周期が同じだから。

地球の回転に合わせ月はその周りを周ってるんだよね。

月の光

月の光って凄く綺麗。

満月の夜に放つ月の光は美しい。

でも月は自ら光っているわけじゃない。

月の光りは「太陽の光」の反射。

決して月だけで光ることはできない。

月を見て想う。

星も見えない程眩しく光る月。

雲に霞む月。

月華の夜。

月の裏側で

美しく光る月には地球からは決して見ることの出来ない月の裏側がある。

それは人の心に似ている。

「地球」があなたで「月」が私なら。

「月」が私で「地球」があなたなら。

月の公転と自転はどうして一致するのか。

それは地球の強い引力が影響し一致するようになったと言わてる。

また月の引力で地球での潮の満ち引きが起こる。

地球と月はお互いに影響し合ってる。

でも地球から、”月の裏側”は決して見ることができない。

今はネットで月の裏側の写真を見ることはできるけどこの目で見ることは決して出来ない。

いつも見てるのは月の表面。

月の裏側には諸説あって、建造物があるとかないとか。

まぁ都市伝説レベルの話だけど。

月は地球に向かっていつも同じ面だけ見せている。

だから、月の表面って地球の引力に守られて隕石があまり衝突しないらしい。

では月の裏側はどうなってるのか。

月の裏側は、何にも守られることの無い、隕石が衝突してできたボコボコで無数のクレーターだらけ。

地球から見える月の表。

それは一見、月の全てに見えるけど、見えない裏側もちゃんとあって、それで初めて一つの「月」…なんだよね。

あなたが月なら

もしあなたが月なら、決して見えることのない「裏側」を知りたい、理解したいと思うだろう。

決して表からは見えることのない、触ることの出来ないその傷を癒したいと思うだろう。

人はだれでも表の顔で生きている。

それは誰もが見ている「表の顔」

でも私は、見えないあなたの「裏側」ごと全て、抱きしめたいと思うだろう。

満月の夜に

満月の夜に思うことは様々。

想い出、幸せ、悲しみ。喜び、寂しさ。

満月の夜に思い浮かべるのは

大切な人。
愛する人。

その美しさだけに決して目を奪われぬよう、心の目で見よう。


決してここから見ることの出来ない


月の裏側を。


”Everyone is like the moon and has a secret side that no one can see.”

マーク・トウェイン

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