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NATURE FIX 後退せずに自然の力を取り入れる

課題図書『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる——最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方』を読んで、またWIREDの編集長松島さん&ゲストの松田正臣さん&参加者のみなさんとで、どうやって都会にいながら自然の数々のメリットを享受するかアイデアを出してきました。

NATURE FIXを要約すると、自然が現代人に与える「良い」影響を数値化して説明してくれていました。

自然が与えてくれる「匂い」「音」「景色」は人間に良い影響を与え、ストレスや病気を軽減する効果がある。

都会生活者が自然の恩恵にあずかるには

「毎日:観葉植物を愛でる」

「毎週:緑豊かな大きな公園でリラックスする」

「毎月:ハイキングや森林浴に出かける」

「毎年:大自然に畏怖の念をい抱く」

というネイチャーピラミッドがヒントになるようです。

これを読むだけで、もう、1日も早く森に行きたくなりますし、子供がいれば、森の中にある学校に通わせたくなります。

自然を意図的に利用して、自分の体をハックさせ、リラックスさせる(退化ではない)現代的な自然回帰方法にチャレンジしたいと思いました。



私の思いつきビジネスアイデア

1)オフィスの自己紹介観葉植物

1人1つ、好きな観葉植物を会社で買ってもらえる。会社のデスク周辺に置いて、自分でお世話し、愛でる事でリラックスできる。また、周りにいる人とのコミュニケーションも生まれるし(種類について聞いたり、枯れそうな時は上手な人に悩み相談したくなるかも)、お世話は基本自分でするので、誰かの負担が重くなったり、外部に発注しないからメンテナンス費はかからない。

2)通勤電車を緑化する

本の中で自然の映像でも効果があると書いていたので、電車の壁紙を森林や海にして、車内の広告をやめ、車内放送を最低限にして、鳥のさえずりの音やさざ波の音を流す。小田急沿線近くの自然を紹介すれば、デスティネーションキャンペーンにもなるし、小田急さん、どうでしょう!車内の喧嘩や揉め事が減ります。きっと。

3)ANAのアバターで世界中の自然の景色を配信

これも小田急と同じで、素敵な場所を紹介したら、その場所に行きたくなるので、旅行のチケットを売る良い機会になるかと思います。

4)幼稚園や小学校の敷地内に畑を作り、地域の人も一緒に野菜を育てる。子供はいろんな大人と触れ合えるし、畑を通じて食育もできる。大人は、子供も含めて自然に触れ合える事で自然に回帰できる。野菜も食べれるし、「校庭ではしゃぐ子供の声がうるさい」なんて言うクレーマーを減らす。


以下参加メモです(聞いただけなので、固有名詞はあまり正確ではないと思います。確認は必要に応じて都度していくつもりなので、ご容赦ください)


○EAST PACKING軽い登山。荷物を極限まで減らして、体も鍛えて、省時間で登山をする事。トレイルランは、走る座禅。視界フラクタル行動。匂い・鳥の声。思考が整理される。フィトンチッドが森に飛んでいて、エンドルフィンが出ている。都会生活で上がったストレスが下がる。

○自分の体は内なる自然。自分の体をハックして、どうブーストさせるか?NATURE FIXはデタッチメントではない。テクノロジーを駆使して後退せずに自然の力を取り入れるか?

○GPSウォッチ「ログをとる」「センシングする」だけでなく「STRADA HOTMAP」でビッグデータ化すると、トレイルランので既に走った人の足跡を見てルートを決めたり、見知らぬ土地でランする時のコースの参考にもできる。

○人ゲノムの研究で人とチンパンジーは99.9%同じ。腸内細菌が違う?馬小屋の近くで出産するとアレルギーにならないという例が参考にされている。

○都市で「バイオフィリア」を取り込むには。必然的に自然と関わる性質をどう都会で実現するか?

○「URBAN FARMING POCKET CITY FARM 」ボーリング場を農場にしている。近所の人がボランティアで参加している。「パーマカルチャー」オーストラリアのサステナブルな生活。「ミトサヤ」千葉の薬草園。クラフトジンを作るために農園を作った。「BEAT EAT」狛江にある自分で狩りをしてきたジビエを提供。「MARTA」調布のレストラン。畑の野菜。乳牛を食肉用に変えて育てた牛肉。「アーバン ファーマーズ クラブ」道玄坂のライブハウスの屋上に畑を作っている。「エディブルヤード」学校給食を学校の畑で採れたもので作る。

○ネイチャーピラミッド。年:大自然で畏怖の念を抱く。週:公園等で5時間過ごす。毎日:観葉植物を愛でる。理想形。

○自然の定義は難しいが、某会社の観葉植物を見学に行ったら、観葉植物が整然と並べられており、その配置や配分も緻密に計算され尽くしていたが、計算され尽くしていて、あまり良い気分にはなれなかったそうです。やればいいっていう訳ではない面白い話でした。

○ Edward O. Wilsonの言葉「father of sociobiology the real problem of humanity is following ... 中世の制度と神のようなテクノロジー」DNAに組み込まれている原始時代にハックし直す。バイオフィリアについても唱えている。自然とのインタラクションを求める。人間が長方形(映画でも)求めるのは横向きが心地良いから。

○知っている事は大事。知らないと選べない。本を読みましょう(笑)

〜皆のアイデアより〜

○神社仏閣は都会でも自然と触れ合うきっかにできる。学校を緑化する。明治神宮は人口の森だけど100年経つと自然か?(自然の再定義も面白い)

○子供も制御できない自然。

○喫煙所みたいな自然と触れ合うスペースを作る

○通勤電車の壁紙を森に。ビジョンに雄大な自然を。

○スローライフは収入が下がるので敬遠される。

○子供が上手な遊びを取り入れてDoing Beingをプラスする。



第3回:2019年11月24日(日) 10:00~11:30(開場9:30)
テーマ:「自然」
ゲスト:松田正臣さん
関連図書:『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる——最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方』

[著]フローレンス・ウィリアムズ [訳]栗木さつき [訳]森嶋マリ [出版]NHK出版
「自然の中にいるとリフレッシュする」不思議な感覚。自然に触れることが、脳にどのよう変化をもたらすのか——。自然が、人の気分やウェルビーイングだけでなく、思考力にも及ぼす影響について考える講座。関連図書は、気鋭の科学ジャーナリストが世界中を飛び回り、自ら実験に参加して「人間と自然の深いつながり」を突き止めた意欲作『NATURE FIX』。ゲストはスポーツライフスタイルマガジン『mark』都市生活者のためのライフスタイル誌『PERFECT DAY』編集長の松田正臣さんです。

https://peatix.com/event/1362419

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