19世紀の古典的な哲学者で一番僕が好きなのはショーペンハウアー

19世紀の古典的な哲学者で一番僕が好きなのはショーペンハウアー。

ショーペンハウアーの物事の言い方はアメリカのStand up Comedy に深い影響を与えた。ウディ・アレンはショーペンハウアーは自分のヒーローだと言った。

作家のボルヘスはショーペンハウアーを原語で読みたいためにドイツ語を学んだと言われている。

20世紀にフロイトが自分の心理学の研究で発見したことがショーペンハウアーが19世紀で書いていたことと似ていたことに気が付いた。

ジョーゼフ・キャンベルのCreative Mythologyという神話の研究の本でも、一番引用されていえるのはショーペンハウアーだと思う。

ショーペンハウアーは、人が思っていても言いたくないことを平気で書いてしまう。人はそれを”暗い”と解釈するかもしれない。しかし、ショーペンハウアーの思想はネガティブなものではない。人が見たくない人間の心理の事実に目を向けている。むしろ、アメリカやイギリスにあるコメディーのあり方と共通点を感じる。かつてのイギリスではFool(道化師)が宮廷でも重要な役目をもっていた。作曲家のリヒャルト・ワグナーはショーペンハウアーが現れたことによって『Finally, I can tell the truth』(やっと真実を語れる)と言ったそうだ。


このジョージ・カーリンは僕が小学生の頃にもよくテレビで出ていたアメリカのコメディアン。彼の語り方はショーペンハウアーを思い出せるとよく言われている。


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