花粉警報!アラサーよ、肌を防御せよ!

この季節になると鼻がムズムズかゆい(気がする)。目もかゆい(ような気がする)。あと、くしゃみが止まらん(花粉症確定)。

と、なんとなく花粉症っぽい症状を長年抱えてきた私だけど、花粉症で医者に行ったことはないし、毎年薬を飲んでるわけでもない。

隣でグジュグジュ、くしゅんくしゅんしている重篤な花粉症の人に比べたら自分は軽いもんだと思うわけで、大した対策もおこなってこなかった。


ただね、最近恐ろしいことに気づいた。

去年から急に花粉の時期になると顔の皮膚がめちゃめちゃにかゆいのだ!!

というかガッサガサで肌荒れがやばいのだ。きっと歳のせいなのだ(ハム太郎感)。


そう、その昔。美を追求するどこかの偉い人が言ったという。「加齢とともに肌のターンオーバーはやべぇくらいに遅くなる」と(誰だよ)。

肌のターンオーバーというのは、肌の代謝のサイクルのことである。正常な若い人の肌だと約28日で古い細胞を皮膚表面に押し上げ、古い角質とかアカとして排出させる。

古い細胞を定期的に排出することで、ピチピチ、ぷりぷりの肌が保たれるっていうわけだ。一方、歳を重ねるとこのターンオーバーが40日とか50日に伸びちまうって巷じゃもっぱらの噂。

このターンオーバーの乱れを最初に実感しはじめるのが、おそらく30代前後

「肌の不調が出やすくなった」「20代前半のスキンケアじゃ立ち行かなくなった」「吹き出物の治りが遅い」などの症状を感じたことがある人は多いのではないだろうか? そう、全部私のことである。

ちょっと話がズレたが、そもそもターンオーバーと花粉になんの関係があるのかをまずは説明しておきたい。

ターンオーバーが正常におこなわれないと古い角質がはがれないだけでなく、細胞と細胞の間を満たしている保湿成分もつくられにくくなる。この保湿成分が、肌のバリア機能に大きく関係しているってわけだ。

そう、肌にはバリア機能なるものがある。バリア機能がなければ、常夏のビーチでサンサンと降り注ぐ太陽を浴びたとき肌が日焼けするだけじゃ済まない。うん、バリア機能って大事なのよ。

この保湿成分が不足してしまうことで細胞間がスカスカになり、結果バリア機能の低下を招くわけだ。

バリア機能が低下した肌はむろん、外部の物質の影響を受けやすい。花粉などの物質が入り込んでしまえば、皮膚が炎症を起こして痒みや肌荒れが発症してしまう。

まぁ、ざっくりいうとこんな感じである(これでも普段は美容系の媒体を扱っている筆者です)。

花粉でダメージを受けた肌は、さらにターンオーバーの低下を招く。負の連鎖とはまさにこのことだね。

ターンオーバーが乱れる原因はさまざまある。さまざまあるんだけど、この間取材したクリニックの先生がとくに大事な要素として2つをあげていた。

それが、乾燥と紫外線である。

「普通じゃん」と1ミリでも思ったそこのあなた。ちょっとこっち来ようか。

普通かもしれない。そうかもしれないが、普通のことを当たり前にできているか、という話である。

適切なスキンケアができているのか、めんどくさいからと言ってぱっぱと終わらせていないか。そもそも洗顔できちんと汚れを落とせていないと、のちのスキンケアも意味のないものになってしまう。

紫外線だって、窓ガラスすらも透過するUVAは冬も夏も変わらず降り注いでいる。波長が長いゆえに肌奥まで届く恐ろしいやつが、4月に照射量のピークを迎える。

そう、日頃のケアはまだまだ改善すべきことがたくさんあるのである。

乾燥と紫外線対策を適切におこなえば、肌のターンオーバー正常化の第一歩につながる。結果的に花粉に負けない肌をつくるのだ。

とくに肌の変化を感じやすいアラサーこそ今のケアを大事にするべき。今のスキンケアが未来の肌を作ることを忘れてはならないのである。

と、意気込んで取り急ぎ乾燥対策としてニベアの青缶を購入した筆者である(意外と安上がり)。

※ニベアは紫外線防止剤が入っていないため、朝使う時は上に日焼け止めクリームを塗るか、夜だけ使用するほうがよい。

まぁ、美容情報というものは眉唾ものも多いので、あまり過信しすぎず、本当にひどい時は皮膚科に行ってください(結局)。

編集:円(えん)


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