日曜日のスタイル

あのあと、ちゃんと散歩へ行ってきましたよ。
出発時刻が大幅に遅れ、11時半過ぎにやっと家を出ました。
帰ってきたのが13時半頃。だいたい2時間くらいの散歩。これは予定通り！
川沿いをずーっと歩き、実家を越え、最後は見知らぬ団地につきました。その頃には汗をかいていたので、そろそろ帰るかとUターン。

途中、公園のベンチで少し休もうかと思ったら、カウボーイハットのようなものを被ったおじさんのようなおじいちゃんがウクレレのようなギターでカントリーのようなフォークソングを奏でていました。日曜日の休日になんとも似合わない曲でしたが、同じようなおじいちゃんが隣に座って聴き込んでいましたし、子供たちはお構いなしに走り回っていましたし、独特の雰囲気でしたがこれはこれで成立していました。
その空気を割って奥のベンチに座る勇気が出ず、休憩は後回し。

川沿いの、特に草が多い茂っている場所があるのですが、その辺りにちょっとした人だかりができていました。とはいっても散歩の素人ではなく、バズーカみたいなカメラを向けている人や、バズーカまではいかなくとも立派な一眼レフを覗いている方々です。
「あっ、今、虫を取りましたね」
「そうですね、食べようとしていますね」
「珍しいですね」
「えぇ本当に。珍しいですね」
何がいるのかと通りすがりに後ろから背伸びしてチラ見しましたが、肉眼では草しか見えませんでした。しかもコンタクトをしていくのを忘れただけに、もはやただの緑色。
帰り道でもまだ人がたまっていましたが、やっぱり何度見てもただの緑色。

日曜日でファミリーが多いだろうという予想はまんま外れました。
確かにファミリーは多かったけど、ほとんどが土手。わたしが歩くサイクリングロードのもう一つ下です。川に入ってバシャバシャ遊んでました。大人でも膝下くらいまで浸かる水の量。
虫取り網をブンブンする男の子、川に網を入れて何かをすくっている女の子、釣りをする大人、紫外線対策バッチリのお母さん。
休日です！という家族連れの方々が、とても微笑ましかったです。

それを踏まえて、一つ上のサイクリングロードでは、ベビーチェア付きのママチャリで疾走している男の人ととてもよくすれ違いました。奥さんにお遣いを頼まれているのかもしれない。これも休日です！の光景。

そんなこんなで、家に帰ってきた頃にはお腹がペコペコでした。
そこで思い出したのがお米のこと。昨日noteに書いていたじゃないか、お米がもう無いということを。しょうがない、パスタにしよう。

部屋のドアを開けて手洗いうがい、その勢いで鍋にたっぷりの水を火にかけました。
白いTシャツを着ていたので、ソースが飛び散らないように脱いで、タンクトップになりながら冷凍の挽き肉をレンジで解凍。
今日はスキニーを履いていて、なおかつ散歩で少し足がむくんでしまったので立ったまま脱ぐことができず、キッチンにペタンと座りそこから四苦八苦。あともう少しでカカトから脱げそう・・・！と思った時に「チン！」とレンジがなり、しょうがないのでスキニーの両足を足元に下げたまま、半分おパンツ一丁で挽き肉を取り出し、フライパンを火にかけました。
その時にはお湯が沸いていたので、これまたおパンツ一丁で鍋にパスタをin。どうにか片足が脱げたところで挽き肉をフライパンへ。火が通りパスタソースを加えたところで、もう片方の足も脱げました。
そしてパスタソースを煮込んでいる間に、ゆるゆる部屋着スウェットを履けました。
いい感じにソースを煮込んだところでちょうどよくパスタが茹で上がり、フライパンでソースと絡めて出来上がりです。靴下を脱いでわたしのスタイルも出来上がり。

運動した後のご飯は美味しいなぁ。
キッチンで脱ぎ散らかした服を拾いながら、食べ終わったお皿をシンクに入れました。

そんな今日は、いい1日だったんじゃないかな。
お皿を洗い、洗顔と歯磨きを終わらせ、暖かい麦茶で身体を休めながらこれを書いているのが20時02分。
あとは連れて帰ってきてしまったヤブ蚊を仕留めたら、もうお布団に入って寝るだけです。