直線を定規じゃなくフリーハンドで書いたような
前に作った夜の時間割に続き、朝バージョンも軽く作りテーブルに貼っています。
きっちりきっちり守ることはちょっと難しいので、朝のお品書きみたいになっていますが、字にすると分かりやすくて、そして終わったらやることやった感が出るので、その後の1日はのんべんだらりです。
夜のお品書きまで自由時間。たまに昼寝もしつつ。
その朝の時間割に「散歩」を加えてみました。
さっそく今日は40分くらい。近所に流れている川沿いに歩いて、鴨に新年のご挨拶をしながらダラダラと。
眉毛以外はスッピン(失礼)、厚手のコートを羽織るのでノー○ラ(失礼)、シャワーを浴びていなかったので誤魔化しのベレー帽(臭かったら失礼)、そんな失礼づくしでしたがちゃんと服は着ていきました。
天気も良くて、日向は暖かかったのでとても気持ち良かったです。
イヤホンから流れてくる、行きは米津玄師、帰りはマルーン5。
行きはエモく、帰りはノリノリってことですね。なんか順番が逆な気がした。
家族づれ、犬の散歩、ランニング、ご高齢の方。そんな人たちばかりで、見事に若者がごっそり抜けてました。みんな川沿いよりも繁華街?
少しでも川に鴨がたまっていると、写真を撮っている人たちが多かったので、近所の人ではなさそう。近所の人はみんな鴨に慣れているから、もうわざわざ写真なんか撮らないのです。共存。
双眼鏡で眺めている人もいて、後ろからサプライズ的にわっ!って驚かしたい気持ちになりましたが、よく考えるとそれはサプライズではなくただの迷惑な密であり、そして赤の他人なので我慢しました。
コ○ナのせいでマスクが必須で、もしかしたら肺活量が上がってるかもしれないと期待していましたが、40分歩いただけで呼吸が痛かったです。
中学の頃陸上部だったのですが、長距離を走ったあとみたいなあの懐かしい感覚。
最後に味わったのは多分中3の駅伝。練習がきつかったけど楽しかったし青春だった・・・わけはなくもう2度とやりたくないです。
そんなこと考えてたら、幅跳びの着地に失敗して靭帯を損傷したことを思い出し、途端に古傷がズキズキ痛みました。寒いと余計に痛いんですよねこれ。
家に戻りお昼ご飯を食べたら、いつの間にかお昼寝。
なんなのかよく分からない大きな肉の塊をせっせと運ぶ夢を見て、起きたら洗い物を済ませて、あとはリビングで過ごします。
なんだったんだろうか、あの夢は。重いし臭いしムニムニした感触があるのに、やたら楽しく運んでいました。この仕事は天職だ!って叫んでいた気がする。
夕方のチャイムが鳴り、部屋の電気をつけたら夕飯の準備です。
今日は卵と挽肉のそぼろ丼。お味噌汁。なぜだかがっついてしまい、ゆっくり食べた方がいいと分かっているのに、どんぶり片手にお箸で口に流し込んでいました。誰にも見せたくないやつです。
そして、温かい麦茶を飲みながらのリラックスタイムで、今これを書いています。
読み返すと、とても平和な1日。日常。
こんな日常がこれからもずっと続くといいなと思います。続けようと思います。
この時間に静かにしていると、鴨の「グエッ」っていう鳴き声が外から響いてきます。
この時期の鴨は、オスがメスにアタックしていることが多いみたいで、要するにあのオレンジ色のクチバシから発せられた一世一代の甘美な口説き文句が壁を越えて部屋に響いているわけです。
いつもわたしはついつい笑ってしまって、これもわたしに必要な日常のひとつ。
本当に平和な1日だったなぁ。フリーハンドで書いた直線みたいな柔らかさ。
あとは寝るだけですが、得体の知れない臭い肉をさっさと運ぶ仕事は昼間に頑張ったし、次はご褒美として鴨からロマンチックに口説かれる夢を見て1日を〆たいものです。
また響いている鴨の声。早めにお布団入ります。