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生きることに戸惑ったら

髪の毛がだいぶ伸びました。
後ろで結べないくらいの長さだったのに、今は結ばないと邪魔です。
同じように爪も伸びました。
ネイルでコチョコチョ遊んでいるので、ヤスリで形を整えつつも、こんなに長いのは初めてです。
部屋に置いてあるガジュマルも大きくなりました。
今年の春は鉢を変えてあげないと窮屈そうです。

こういうところに、生きてるなぁっていう実感を感じるようになりました。

生きている意味ってなに?って考えがちだったのですが、答えなんて死んだ後でも分からなそうだし、生きるってことは髪が伸びたり爪が伸びたりすることなんじゃないのって思うのです。
それでわたしは楽になりましたよ。

すね毛も伸びました。女らしからぬ長さ。生きてますね。
これは今度、女としてきちんと処理しよう。

わたしは落ち込んでいる時に、バカみたいなことがあるとそれをきっかけに、一息つけるのです。
大袈裟に言うと、もう消えようと思ったところに、アホっぽい鴨の鳴き声が聞こえると手が止まるし、散々泣き腫らした次の日にその気持ちを引きずってどうしようもないところに、鏡の中のわたしの鼻の下に産毛が伸びていたら、泣き腫らして浮腫んだ顔がバカバカしく思えます。

簡単にそう思えるということは、ダメージが少ないのかもしれないけど、少なくともその時のわたしはわたしなりにズタズタになっています。それがバカみたいなこと一つで応急処置ができる。
前向きなのか後ろ向きなのかどっちか分からないけれど、くだらないことを大切にしてきた結果なのかな。

髪の毛が伸びていって、爪が伸びていって、すね毛も産毛も濃くなって、それが生きてるってことで、考えてしまいがちな余計なことは本当に余計なことなのだと思う。

これからこの先、落ち込んでいる自分に言いたいことはただ一つ。
ガジュマルのように、いろんなものが伸びていくのが生きているってことで、わざわざ答えを出そうとしたり、考える必要すらもないただの自然現象だと思うのだよ。

忘れないようにnoteに書いておきました。