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色が持つ力

今は爪を短く切っているのです。長い爪は家事に突っかかってしまうので、我慢できなくなっちゃいました。
短い爪って濃い色の方が似合う気がするんですよね。
なので、アメリカンチェリーみたいな濃いめの赤でしばらく過ごしていました。

何かをする度に目に入る爪。どちらかと言えば好きな根太い赤なのですが、今は気持ち的に合わないみたいで、目に入る度に落ち着かなくてソワソワするようになってしまいました。
これではいかん、もっと落ち着いた色にしようということで、次に塗ったのが濃いめの青。青なら寒色だし落ち着くはずだと思っていたら、今度は逆に「ちーん・・・」と気持ちが落ちていくのです。ただの色の違いで、こんなに気持ちが変わるのかと実体験。

頻繁に塗り替えるのは爪に良くないだろうと思って、またしばらくの間は青で我慢して過ごしました。食欲も落ちてくるんですよ。青ってそんなに影響力あった?

気持ちがこういう状態の時って、何色が1番いいんだろうと思い、デザインに長けた知人に聞いてみました。
そしたら帰ってきた答えが「蛍光のオレンジ」。
おおぉぉ。派手。それは派手。でも言わんとする事は分かる。
一応持っている色。何年前のか分からないけど、エナメル薄め液を使えばまだまだ塗れます。

あー・・・でも派手かなぁ。ちょっと派手かなぁ。ちょっと照れちゃうかなぁ。

ということで妥協したのがかなりベージュ寄りのピンク。
そしたら急に気持ちが落ち着いてくるんですよ。色の力ってすごい。

わたしはモノを買うときに、色を選ぶ時間がめんどくさいので定番の赤に決めているのです。
だからキーケース、財布、iPadカバー、タバコのケースなどなど赤で揃っているのですが、知人曰く、それは定番色だから選んでいるんじゃなくて、実は赤が好きってことらしいのです。
そんなつもりはなかったのですが、よくよく部屋を見渡してみると、ランチョンマットも赤、コースターも赤、マニキュアをしまっているケースも赤。いつの間にか身の回りが赤であふれていました。考えてみれば1番好きな花もバラ。

赤って刺激的な色だから、今のわたしには向いていないと思うのに、赤に囲まれているこの状況。だからソワソワするのかな。

色が持つ力について、特に何も思ったことはなかったのですが、相当精神的に左右されるものなんですね。確かになぁ。改めて考えてみると確かにそう。
ベージュ寄りの色が、1番落ち着くんだよって教えてもらいました。そうだったのか。そうかそうか。
普段から絵を描いたり、何か創っている人は、感覚で分かるのでしょうね。色が持つ力を。

そういえばいつも買う牛乳のパッケージも赤。
これは果たして偶然なのだろうか。