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心理検査とカウンセリング⑤

昨日はカウンセリングの方の診察で、ロールシャッハ検査をしました。
ロールなんとかッハとしか思い出せなかったのですが、教えてもらいました。ありがとう!それそれ、それです。

模様(?)みたいなものが描かれているのを見て、何に見えるかというのを答えていく検査。全部で10枚ありました。全て左右対称の模様です。
1枚ずつ見て答えていくのですが、わたしはどうしても絵本みたいな感じでしか受け取れず、ものすごく大変でした。時間もかかってしまったし。
模様を見て「リンゴに見える」と言うよりも、全体に散らばっている模様から一つの話が出来上がってしまうのです。なので1枚ごとにキャラクターがいろいろ生み出されていき、ストーリーが進んでいく絵本のようにしか見えないんですよね。
なので10枚で10話。それぞれ1枚ごとに違う話。短編みたいな。
だから1枚ごとに1つしか反応できない。

1度全てやったあとに先生から、
「10枚通して最低限でも反応が14コないと検査できない。少なすぎる(10枚で1つだから)から、もう一度やり直しましょう」
ということを言われ(もっと優しい言葉でですよ!)、まさかの2ラウンド突入。

でもどう見ても、1枚で1つの「話」ができあがっちゃうわけなんですよ。
じゃあその話をもう少し深掘りすればいいのかな?と思い答えたところ、
「イメージを膨らませるのではなく、もっと具体的な感じで・・・」
という違う道を示されて、本当に四苦八苦でした。
だってさ、イメージを膨らませているわけじゃないんですよ。イメージはとっくに出来上がっていて、それをどこまで話すかの問題なのです・・・。
だから、カラカラの雑巾を絞っている感じ、2本ふさがってるから3本目の腕出してって言われているような感じ。

先生はわたしが言った答えを隣で紙に書き写しているのですが、2ラウンド目は先生もわたしも必死だったように思います。
答えようとすると、
「ちょ、ちょっと待って、ここ大事なところだからちょっと待ってね」
と紙にボールペンガリガリ。
それを見ながら「あー迷惑かけてるなー」って思いました。

そして1時間半かかり、最後に次回までの宿題を渡されて帰ってきたわけですが、もうその時点で頭がパンクしそうでした。たった1時間半の間に、10コのストーリーが頭の中になだれ込んでくるのです。そしていろんな話のたくさんのキャラクターが、頭の中でそれぞれしゃべっているんですよね。わたしは聖徳太子ではないんだよ・・・。一度に全員のセリフは聞けないんだよ。

頭が火照ったまま帰り、その日の夜。要するに昨日の夜。
寝る前に、検査で見た絵が頭の中でまたくり返され、幻聴を聞いているかのように、幻覚を見ているかのように、身近に迫ってくるのです。
あのね、うなされましたよね。悪夢ですよね。そうなりますよね。

まだ残っています。全部ではないけど、まだ居る。
もしこれが続くようなら、次回の検査日を少し遅らせてもらおうかなって考えてしまいました。

ロールシャッハ。こんなに衝撃的な検査だったとは。やられたわー・・・。

ちなみにロールシャッハ検査ってロールシャッハさん考案なのかな。サンドイッチがサンドイッチ伯爵から来ているように。
もしそうなら、ロールシャッハさんは壮絶な人生を歩んできたんじゃなかろうか。
だって10枚目の最後の模様が、わたしには走馬灯にしか見えなくて、そこで全話がつながって完結したんですよね。

今日もうなされるだろうな。次に喋る人は誰でしょうか。はいはい、キミね、じゃああの話ってことね?
10話全てが終わらないと、わたしには安眠が来ないの?泣いちゃうよ!
しかもさ、わたしが作り上げたものだから、みんな濃いんだよ話もキャラも喋りたがり加減も!!
本当はnoteに10話書いて、頭の中から出したいんだけど、もしかしたらこれから受ける人もいるかもしれないし、やめておきます。

ロールさん頼むよ。いっぱいいっぱいになっている女がここに居るよ!!