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おばさんが怖かった話

昨日、彼氏のザンギ丸くんとともにカフェに行ってきました。

雰囲気の良い、とても素敵な場所。
祝日ということもあり、5,6組の待ちがあり、私たちも名前を記入して、ウェイティングボードの隣の椅子に座って待っていました。
私たちの前には強面な男性(でもとても上品)ととても綺麗な女性(おそらく30代くらい)が座っていました。
女性は黒のバーキンを持っていて、かっこいいなあと思いながら見ていました。
私たちの隣には家族連れ、ウェイティングボードの周りに何名かいる状態でした。

するとおじいさんが名前を書こうとボールペンを手に取り、書こうとした瞬間、
後ろから走ってきたおばさんが「すいません!」と手に持っていたボールペンを取り、ウェイティングボードに名前を書いていました。
(私はその女性が連れの女性で、その男性に書かせてはいけないと、「すいません」と謝り、代わりに記入したと思っていました。)

しかし書き終えた後、おばさんはどこかにいき、おじいさんが自分で名前を書いていました。
その光景を見て、その場にいた全員がどういうこと?となっていました。
私たちの前に座っていた男性が、そのおじいさんに「あの人、他人?」と聞くと、連れではなく、駐車場辺りから走って追いかけてきたとのこと。
その場を見ていた私たちがあれはおかしいよねと話していたらその男性が、スタッフの人を呼び「さっき見ていたんだけど、あのおばさんが抜かして名前を書いた、順番を変えてあげて」と。
スタッフの方も見ていたそうで、「お連れ様かと思っていました、こちらも配慮せずすいません、変更します」と。
ウェイティングボードにスタッフの方が矢印を書いて変更をしてくれていました。

その少し後、また抜かしたおばさんが現れ、ウェイティングボードに書き足された矢印を消していました。

それに気づいた私たちがスタッフの方を呼ぼうとしたところ、バーキンを持っていた綺麗な女性が、おばさんに対して「おばさん、自分で消したでしょ?」と一言。
抜かした女性は、「この人が抜かしたんです!!」と店内で叫ぶ、でも明らかにペンを奪い取った状況は私たちも見ていました。
強面の男性が、「あなたがペンを奪い取ったのをここにいた人は見ているし、あの場面を見てみんながおかしいと思った、だからスタッフの人が配慮をして順番を変えたんだ」と正論で伝えたところ。
「私は抜かされたんです!こんなのおかしい!」と騒ぎ立てていました、そこで男性の連れの綺麗な女性が「そんなことして恥ずかしくないんですか?」と冷静に一言。
ペンを持っていたおじいさんに対し、おばさんは「あなたおかしいです!」と吐き捨てその場を去り、その後違う場所にいたスタッフに順番を変えてほしいとずっと話していました。

そのおばさんが去った後、強面の男性と女性はおじいさんに、「あれはおかしいから、何言われても無視してればいいよ」というフォロー、おじいさんもすごく冷静で、「びっくりだなあ、あんな人がいるとは」と。

一見恐そうな男性でしたが、おばさんに伝えたことは正論であり、弱い立場を守るような姿はとてもかっこいいなと思いました。
また女性もそのおばさんに対して、強さがありかっこいいと惚れ惚れしました。

私たちはその2人が話していることに、うなずくことしかできず、芯の強さを感じた出来事でした。
だからこそその女性はバーキンを持っていても、バッグに負けることなく、美しく目を惹いたのだと。

順番は1組くらい前後したところで、そんな時間は変わらないだろうし、あの女性はなんだったんだろうと不思議になりました。


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