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#4 わたしはわたしのためのわたしでありたい

ヒグチアイさん好き。

昨年、「悪魔の子」という素晴らしい曲がアニメ版「進撃の巨人」パート2のエンディングテーマになり、さらにさらに認知が広がったと思います。

私も大好きで、最近はもっぱら
「わたしはわたしのためのわたしでありたい」
という曲を自分のテーマソングのように聴いています。

歌詞が良いし、その歌詞に沿う前向きな曲調も良くて。
だいたいこうやって感情の整理をするために文章を書く時
自分を鼓舞したくて聴いてます。

「傷はいつかを 思い出す鍵だ 何度も転べ」
とか
「誰もが背を向け 誰からも忘れられて いつか来る日がこわいけど
誰でもないわたしがわたしを覚えている」

という歌詞がもう刺さって刺さって、
自分の人生もこれでよいのだ!
と背中から追い風が吹いているような。
全部が良くなくても、それでもいいか!という気分にさせてくれます。

精神科の門を初めてくぐったのは今年の5月中旬。
そのころの自分はただ生きてるだけで苦しくて辛くて、なにもする気になれなくて。
ぎりぎり必要な家事をするレベル。
何もできない自分を責めて、また落ち込んで。
以前は好きだった映画にも、音楽にも触れる気持ちには当然ならなかった。
そんな時でもなにも考えずに笑える芸人さんのラジオなんかは、落ち込む気持ちを紛らわすのに本当に助けられてました。

7月初頭、初めて家族そろって映画館に行きました。
こどもたちがずっと楽しみにしていて、グッズ付きの前売り券も買っていたアンパンマンの映画を観に。
夢中になって観る子どもたちがかわいくて、
一緒に感想をあーだこーだ言うのも楽しくて、
あぁそうだ。映画館って楽しいんだった。ということをじんわりと思い出した。

そしてこの夏は
「君たちはどう生きるか」
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
「マイエレメント」
を劇場で観て(君たち~以外は子どもと一緒)、
ほかにもアマプラでいくつも知らない映画を観れるまでになりました。

これがすごく自分でも嬉しくって…!

実家にいるとき、リビングにしかテレビが無くて、
テレビ観たりのんびりしてると怒られたんですよね。
「ダラダラしてないでやることやれ」って、
まあそれもそうなんだけど。

それがずっと刷り込まれてて、自分のために、自分が楽しいことに時間を使うことにどうしても罪悪感を感じていました。
アダルトチルドレンの「楽しめない」っていう特徴そのまんま。

結婚して子育てしてモヤモヤしたとき、ひとりになっておいでって夫が外に送り出してくれても、なんだか後ろめたくて楽しめなかった。
言語化したことはなかったが
「なにか生産性のあることをしなければ…」
という強迫観念があったのだと思うのだけど、結局食材を買ったりこどもの必要なものを買って帰る。みたいなことが多かったです。

だから今、映画を観たり、知らない曲を聴いてお気に入りを探すことを
楽しめている自分がいることが嬉しいんです。

上の子も以前は映画に興味がなかったけど、
最近は一緒に楽しめるから尚更楽しくて嬉しい!

あとyoutubeでたまたま出てきた悪魔の子を聴いてすごく気に入ったらしくて、
まさか幼稚園児の自分の子とヒグチアイさんの話をするようになるとは…!
と心が震えました。

次は何を観ようかな。



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