お稽古に通わせて頂いている表千家のお茶時にて、お食事を作らせて頂きました
2021年の初め頃から、友人の紹介をきっかけに、月に1度表千家のお稽古に通わせて頂いております。
年に数回、普段の割稽古だけでなく、
先生と学生でお食事も含んだお茶時が催されるのですが、
6/29のお茶時にて、そのお食事を作らせて頂きました。
お献立タイトル:夏至 次項 菖蒲華
本来でしたら、未だ梅雨かと思いますが、
既にじりじりと暑い日差しがある夏の雰囲気、
24節季72候的には、「菖蒲華」という事で、爽やかな初夏を感じられるような、お献立と致しました。
汁飯向+自家製の梅酒 炭酸割り
最初の汁物、ご飯、向付に加えて、食前酒として、
今年漬けた梅酒を早出し。庭で取れた梅を黒糖とラム酒で漬けました
ご飯は、家で精米した胚芽米を一文字に、汁は自家製のお味噌と豆味噌をブレンドした赤出汁に、冬瓜を。
向付:鰹のお造り 土佐酢ジュレ
鰹は銀皮造りと、平造りの2種類、大葉は庭で育てたもの、ガラスの鉢にあう様に、きらきらと輝く土佐酢のジュレを。見た目も味も爽やかに頂きました。
煮物椀:帆立真薯 すだち 結び三つ葉
椀種には、旬の北海道の生帆立をふんだんに入れた、大き目の真薯、蓋をあけると、すだちの爽やかな風味が香ります。
焼き物:茄子田楽
茄子田楽は、田楽味噌を作るのに手間がかかります。家の自家製味噌や白みそなどをブレンドしながら、みりんやお酒、お砂糖、卵の黄身等を入れて練っていきます。木の芽も庭で調達しました。
進め鉢:天豆と新じゃがと落花生和え
そら豆は、別で茹で、ふかした新じゃがの和え物なのですが、
和え衣に一工夫をしています。そら豆と新じゃがは同旬、落花生や胡麻は種や豆なので、相性が良いだろうということで、
ピーナッツを、粉砕してピーナッツペーストを作り、
そこに、練りごま、お酒、お砂糖、みりん、薄口醤油などを入れて
ごま和えや白和えとはまた違った味わいの和え衣を作りました。
(コクと甘み、まろやかさがあります)
冷やしで頂くので、和製のポテトサラダの様なものでしょうか。
八寸:パプリカ甘酢漬け 海煎餅
パプリカは、薄皮を黒焦げになるくらいまで直火で焼き、流水に流して、甘酢に着けます。(発色がきれいです)おせんべいは、湘南らしいものをということで、上新粉に釜揚げシラスと生海苔を混ぜ込んで、油で揚げます。
はじめはさくっと、あとはもっちりといった食感です。
以上、6品を作らせて頂きました。
お茶時にあうお食事の内容や、作法について、大変勉強になりました。
また、家には揃っていない器なども、相談させて頂いて、
大変有難かったです。
お茶を教えて頂いていた先生からも有難いお言葉を
頂き、励みになります。
今後も、1つ1つの機会や場に精進してまいります。
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