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小2長女の中学受験に思うこと② わたしが決めたこと

そんなわけでスタートした長女の中受生活に関して、わたしか決めたことがある。

『宿題をやったかどうかのチェックやスケジュール管理はするが、勉強の中身を教えることはしない。』

これは、入塾前の自宅学習で中受向けの難しいドリルをさせていた時の反省から来ている。
わたしも一応中受経験者だが、20年以上前の話である。
当時はそもそも中学受験のことを「中受」なんて縮めて呼ぶようなことはなかった。
20年で問題傾向も難易度も大きく変わったし、わたしの頭も錆びついた。
目の前のドリルの問題を解くことはできても、それを小2にわかるように解説することが、できないのだ。
小2というのはまだ抽象的思考が発達途中なので、「アメがひとつ10円で〜」という具体的なことは理解できても、これが一度線分図になるともう、ダメなのだ。
線分図を定規で測って答えを出そうとしていたときは、どうしようかと思った。

なんでこんなことがわからないのだ、と、次第にイライラしてくる。
口調もきつくなる。
だからと言って、長女の理解が進むわけではない。
むしろママが怒ってこわいと泣く。
いいことが、ひとつもない。
中学受験のせいで、親子関係が破綻してしまう。

これはダメだと、すっぱり手を引くことにした。
「ママは教えるの下手だから、お勉強でわからないことは塾の先生に聞いてね。先生は、教えるの上手だから」と、丸投げさせていただいた。

いまちょうど中受界隈で有名な「翼の翼」を読んでいるのだが、三章目のお父さんの描写が、一歩間違ったら自分もこうなったかもしれないと思うとゾッとした。

サポートはするが、中身には手を出さない。
わたしは素人、先生はプロ。
先生にお任せした方がいいに決まっている。

わたしは体調管理とか、すきなおやつを用意するとか、息抜きに遊ばせるとか、先生にはできないサポートをするのだ。

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